Posted: 01 Oct. 2019

Story 02 デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社|シニアヴァイスプレジデント

入社前の自分へ ~Life at Deloitte Tohmatsu Group

入社当時の私へ。答えは、“M&Aアドバイザー”です。新しい生活への期待と不安を抱えて、監査法人であるトーマツに入所したあなたは、10年後、どのような専門家になっているか、思いをはせていることでしょう。デロイト トーマツには手を挙げれば、たくさんの成長の機会があります。あなたも監査法人での経験を生かして、新しいチャレンジの場をデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーに求め、M&Aアドバイザーとしての挑戦を始めます。入社したばかりのあなたは、自分の能力を高めることが優秀な専門家だと思っていることでしょう。しかし、いつかあなたも気付くことになります、自分一人の力では限界があることに。でも大丈夫。安心してください。その気付きが、さらなる成長のきっかけになってくれますから。私は今、いろいろな価値観や文化的背景を持つ人たちと同じチームで働くことの楽しみを感じています。ようこそ、デロイト トーマツへ。

 

―― 現在の業務を教えてください。

M&Aアドバイザーをしています。M&Aにおいて買収者、またはセーラーといわれる株式を売る側の立場双方にとって、価格は非常に大きな要素になるので、その価格について「バリュエーション」というサービスを通じて、サポートしています。また、買った人にとってみれば買う直前までは時価ですが、買った直後は簿価、つまり会計上表さなければいけないので、その記帳のためのサポートとしての評価業務を提供しています。

 

―― 監査からM&Aファイナンシャルアドバイザーの分野にキャリアチェンジするきっかけは、何だったのでしょうか。

監査法人で4年半ぐらい働いた後、その経験を生かして、頑張った分だけお客様が笑顔になるような仕事をしたいと思い、ファイナンシャルアドバイザリーに異動しました。

 

―― 今、M&Aのアドバイザーとして働くなかで、社会的に大きなインパクトを与えている実感はありますか。

私たちはアドバイザーですので、あくまでも縁の下の力持ちです。しかしながら、自分が関与したM&A案件が新聞の一面を飾ると、すごく大きな仕事をしたなという気持ちになります。

 

――「守破離」という言葉を座右の銘にされていますが、どのように日々の業務に活かしていますか。

実は、元々茶道をやっていたという経緯があります。「守破離」というのは、千利休の『百首』という茶道の精神や作法の心得を集めた歌集で、その100首目に、「規矩作法守りつくして破るとも離るるとても本を忘るな」という文章があります。実は「守破離」というのは、そのなかの守る、破る、離れるという、この三つを取り上げています。最後の「本」は本質の「本」ですけど、私は、この部分が一番重要と考えています。

例えてみると、会計基準という決まりがあります。この決まりを守るというフェーズから、その基準について解釈をするというのが、破るというフェーズとします。最後の離れるというのは、新しい会計基準を作っていく。ただ、その本質にあるものは、企業の活動というものを、より正確に財務諸表上に表現するという本質があるからこその「守る、破る、離れる」という三つが存在すると思います。常に本質は何かということを追求できるプロフェッショナルになろうと思い「守破離」を私の座右の銘にしています。

―― 手紙の中で「人との関わり」について書かれていますが、様々な価値観や文化的背景を持つ人たちと同じチームで働くことの楽しみは、どのようなところでしょうか。

一つ例えを出すとすると、笑いのつぼが違うということでしょうか(笑)。イギリス人の上司がよくジョークを言いますが、たまにポイントが分からないときがあります。私も私でジョークを言いますが、真面目に取られてしまうこともある。そんな感じでお互いに説明し合っているときが、面白いなと思います。これもある意味、フラットな関係でコミュニケーションが取りやすく、また様々な面でインスピレーションを受けることもあるので、そういったところに楽しみを感じています。

 

―― デロイト トーマツで働いていて、一番楽しいと思う瞬間はどんなときですか。

難しいことを考えるときですね。そして、それについて皆が意見を出してくれて、自分だけでは思いつかなかったような解決案がディスカッションのなかでどんどんできていき、それで課題が解決できたときにお客様が喜んでくれる。お客様が認めてくれて「デロイト トーマツに頼んでよかった」と言ってくれたときが、最高の瞬間ですね。

 

―― デロイト トーマツの好きなところはどこですか。

フラットなところです。パートナーとの距離が近いですし、好奇心旺盛な人も多い。また意見も尊重してもらえるところも好きですね。

 

―― 最後に、これからのキャリアにおいてチャレンジしたいことがあれば教えてください。

他のサービスとバリュエーションを融合させて、新しい価値をお客様に提供できないかなということを、日々模索しています。

―― 徒歩通勤をされているということで、今日歩いているシーンを撮影しましたが、徒歩通勤の時間について少しお話ししてもらってもよろしいでしょうか。

時間があるときや晴れている日は、片道1時間程度の徒歩通勤をしています。きっかけは、非常に疲れてしまったときに、帰り混んでいる電車に乗るのも嫌だなと思って歩いて帰ってみました。そうしたら頭の中が空っぽになる感じがしてすごく良かったのです。それから可能な限り徒歩通勤をしています。春は桜がきれいでした。ツツジの時期も良かったですね。そういう四季を感じながら日々歩いています。そのなかで、1日働く気力が満ちていくのを実感します。

――最後に今後チャレンジしたいことを教えていただけますか。

これからなりたい自分というのは、クライアントからファーストチョイスになることです。自分だけでその相談に乗って解決することはできないのかもしれません。ただ、同じデロイト トーマツ グループのメンバーと一緒になって知恵を出し合い、クライアントの課題を解決するアドバイスができる、そういった存在になりたいと思っています。


 

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