Posted: 08 Oct. 2019

Story 04 デロイト トーマツ税理士法人|シニアマネジャー

入社前の自分へ ~Life at Deloitte Tohmatsu Group

入社当時の私へ。23歳の夏、あなたは税理士試験の最後の2科目を終え、デロイト トーマツ税理士法人に、アソシエイトとして入社してきました。新卒で社会人経験なし、根暗で一匹おおかみ、部活やサークル活動の経験もなく、集団生活における常識を一切知らなかったあなたは、パートナーから愛を込めてですが、“宇宙人”と呼ばれていましたね。母親からも、「あなたは社会人を1年ぐらいで辞めちゃうんじゃないか」と心配されていましたね。そうはならなかったので、安心してください。確かにアソシエイトのときは、分からないことが多くて、くじけそうなときもあるけれど、習得するまでとことん付き合ってくれる先輩のおかげで、乗り越えられます。

シニアアソシエイトになってからは、責任ある立場を任され、とてもやりがいを感じながら仕事をすることができます。あなたは、子どもの頃に10年間暮らした上海という街が大好きで、いつかそこで仕事がしたいという夢を持っていますね。マネジャーに昇格したとき、あなたは希望どおり、駐在員として上海に出向することになります。上海での2年間は本当に濃密で、毎日アドレナリン出まくりなので、心の準備をしておいてください。あなたがそれまでに培ってきた業務スキルと語学力が120パーセント生かされ、デロイト中国のさまざまなサービスラインのローカルチームと一丸となり、日系クライアント向けに数々の大型プロジェクトを成功させることになります。そして、これらのプロジェクトを通じて得た税務知識に基づいて、本まで執筆、出版してしまうのです。

2017年、あなたは満を持して日本に帰任し、シニアマネジャーに昇格します。帰任後は中国で築いたネットワークを活用して、今度は中国企業の日本インバウンドビジネスに注力し、どんどん拡大させていきます。気が付けば、数十社にも上るクライアントの担当責任者として、目まぐるしくも本当に充実した日々を送っている。それが12年後のあなたの姿です。12年後のあなたは、オオカミこそが強い団結力で結ばれた、集団で行動する動物だということを知るのです。私があなたに教えられるのはここまでです。この先のことは、私も断言はできませんが、不安はありません。

最後に、お礼を言わせてください。デロイト トーマツに就職してくれて、ありがとう。If there is not a path, create your own. この標語どおり、ここは人の個性をそのまま受け止め、生かしてくれる、真の優しさと夢を応援し、実現させてくれる強さのある場所でした。

―― 現在どのような仕事をされているか教えて下さい

私はビジネスタックスサービスグループというグループに所属し、外資系企業の対日投資の税務サポートをしております。ビジネスタックスグループは、“税務の総合医”といわれるようなグループで、法人に関する税務を網羅的にサポートできるグループです。

 

―― 15年という長いキャリアのなかで、デロイト トーマツで働いていて一番楽しい瞬間はどういったときですか。

正直、どの瞬間も楽しいと感じています。特にお客様と接しているときが、すごくやりがいを感じるときですね。お客様の助けになったとき、力になれたときにすごく感謝されます。そういう瞬間がすごく自分のインセンティブになっていると思っています。

 

―― 印象に残っているプロジェクトはありますか?

私は仕事の大小にかかわらず、どんな仕事にもすごくやりがいを感じています。プロジェクトの規模が大きい点でいうと、デロイト上海に赴任していたときに、増値税改革のプロジェクトに関わりました。誰も経験したことのないような中国でも歴史的な瞬間ともいわれる税制改革で、それをデロイトの一員として、中国に進出している日系企業向けにサービスを提供するというプロジェクトでした。毎日スピードが速くて、何か政府から通達が出たら、すぐに対応できるような体制を整えていましたし、クライアントからの緊急な要望にもすぐに対応できるような準備を毎日していました。1人で数十人のチームを束ねていたのですが、駐在員の実務にそこまで関われるのはなかなかないことだったと思います。本当に毎日緊張しながらもすごく楽しくて。プロジェクト自体も非常にうまくいき、お客様からも感謝されたので、本当に良かったなと思っています。

 

―― 悩みはありましたか?

悩む暇はなかったです。

 

―― おそらく様々な面で成長をされたと思いますが、デロイト トーマツで成長できる要因はどこにあると思われますか。

やはり環境がいいことですね。サービスラインが本当に充実していまして、多分、税理士としてやれる業務は、すべて網羅していると思います。私は新卒だったので、入社当時は本当にできることが一つもなかった。でも色々な業務をさせてもらうチャンスがあって、さらにそのなかで自分の向き、不向きが分かってきて、向いているなと思う分野にどんどん進んでいけるような環境がありました。無理に「これをやりなさい」というのはなくて「あなたはこれが向いているから、これをどんどんやりなさい」とパートナーも言ってくださいました。そこに注力して、成果に結び付けることができたと思っています。

 

―― 周りの方々のサポートを感じるときはありますか。

常に感じています。本当に自分が新人のときは、パソコンも使えませんでしたし、もちろん会計ソフトや税務ソフトも使えませんでした。それを自分の業務が忙しいにも関わらず、先輩が夜中まで私に付き添ってくれて、習得できるまでステップごとに教えてくれました。それにすごく感動しました。

 

―― そのほかにデロイトの良さはどういったところにあるとお考えですか。

優しいところですね。強くないと優しくはなれないと思います。デロイト トーマツは、やはり基礎がしっかりした強い企業ですから従業員に優しくなれる。福利厚生も本当にしっかりサポートはありますし、キャリアパスの面でも色々なキャリアプランが立てられるだけの機会がある。それも含めて優しさだなと思います。

 

―― 最後にお聞きしたいのは、今朝、読書のシーンを撮影しましたが、習慣である読書の時間は、どうお仕事に生かされていますか。

私は小説を読むのが好きで、子どもの頃からの習慣になっています。この仕事は「先生」と呼ばれることがありますが、私たちは税法を読み上げる機械ではなく、お客様の問題を解決するコンサルタントです。だからやっぱりお客様の気持ちを理解しないといけないし、解決策を考える存在です。そのなかで小説というのはやはり、人の気持ちを書いているものなので、たくさん読むことによって色々な考え方が分かるきっかけとなる。そうなることで自分が接しているお客様の気持ちも分かり、よりお客様に寄り添ったサービスが提供できると考えています。それが私自身の強みだと思っています。


 

ページ上部に戻る

 


 

デロイト トーマツ グループ 採用ページ

経験者採用 新卒・定期採用

 

Talents at Deloitte Tohmatsu Group

「デロイト トーマツ グループで働き、キャリアを創る」ことの可能性や楽しさを、2つのテーマとともにご紹介します。

手紙編 未来編