ターンアラウンド&リストラクチャリング/ 企業に寄り添い課題に向き合うプロフェッショナルのワークスタイル

 

Y.K.

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
ターンアラウンド&リストラクチャリング シニアコンサルタント

新卒入社/働く環境・魅力/社風
※役職・内容はインタビュー当時のものになります

2021年4月にDTFAに新卒で入社。ローテーション制度でストラテジーと現在所属のターンアラウンド&リストラクチャリングを経験。本配属でターンアラウンド&リストラクチャリングに配属となり、主にBtoCクライアントを対象とした、事業再生業務に従事。事業計画策定支援を中心に、事業立ち上げ支援・中長期戦略策定支援・マーケティング支援等を経験。
本ページでは、クライアント先常駐で事業計画策定支援を行ったの際のとある1日を紹介する。(トップ画像はあるプロジェクトの打ち上げでマネジャーからプレゼントをもらったときの様子)

 
7:00 出張へ出発

地方に本社がある企業がクライアントの場合、必要に応じて泊まりがけで常駐します。特に案件の初期は、クライアントとの関係づくりやコミュニケーションの円滑化のため、常駐形式で顔を合わせて仕事をすることが多いです。滞在期間は案件に応じて変わりますが、おおよそ2-3カ月程度です。月曜日に現地入りし、木~金曜日に戻るというスタイルで、週末は自宅で過ごすことが多いです。
シニアコンサルタントまでは基本的に一人一案件のため毎日常駐が可能で、マネジャー以上は複数案件を掛け持ちするため週数日ずつ各地を転々とすることもあります。

10:30 クライアントオフィス着・業務開始

クライアントオフィスに到着して、仕事を開始します。
常駐場所として、デロイト トーマツ用に会議室を一室お借りするケースがよくあります。案件にもよりますが、1つの案件にシニアコンサルタント以下が2-3名、マネジャー層が1-2名というチーム編成が多く、基本的に同じ会議室でずっと仕事をするので、案件が終わるころにはとても仲良くなっています。

11:30 クライアントミーティング

ドラフト版の事業計画の共有を行い、ストーリーや数値に違和感がないか確認したり、事業計画策定の前提となる情報を追加でヒアリングしたりします。事業再生業務では、クライアントに加え、クライアントの債権者である金融機関や、状況によってはスポンサー(新たな株主)などがステークホルダーとなり、様々なステークホルダーと向き合うこととなります。
事業計画は、クライアントが金融機関に対して、借り換え(リファイナンス)や債務の返済猶予(リスケジュール)から、窮境状態によっては私的整理や民事再生といった局面において最も重要な提出物であるため、クライアントのご意向や金融機関の懸念事項も踏まえつつ、客観的で各ステークホルダーが納得して頂けるような資料作りを心がけます。

13:00 昼食

近隣の飲食店や、クライアントの社員食堂で昼食をとります。チームメンバーと雑談できる時間ですが、業務が忙しいタイミングではテイクアウトのパンやおにぎりを片手にパソコンに向かうことも、、、

14:00 金融機関との電話

クライアントのメインバンクから電話がかかってきて、進捗状況の確認及び次回の銀行とのミーティングの調整を依頼されました。
クライアントファーストで対応しつつも、並行して他ステークホルダーとも密なコミュニケーションをとることが欠かせません。

15:00 クライアントが会議室に来訪

クライアントの経営企画メンバーが会議室に来訪、デロイト トーマツに至急分析してほしいデータがあるとのことで、詳細を確認してお引き受けします。一番接することが多いのは窓口となる経営企画の方ですが、事業計画作成時には商品企画や新規事業部といった他の部門へもヒアリングを行う等、様々な部門と接点があります。
クライアントと距離が近く、メール数往復分のやり取りが会議室に来るだけで済むというのは常駐の大きな利点です。逆にデロイト トーマツ側から、クライアントに声を掛けに行くケースも多々あります。

17:30 インターナルミーティング

東京にいるメンバーとリモートで会議を行います。パートナーに加え、金融機関対応のある案件では、金融機関対応担当のマネジャーともやり取りを行い、現時点の進捗や、考えられるリスク、クライアントやステークホルダーとの調整状況を報告します。

19:00 夕食・ホテルに戻る

クライアントオフィスが閉まる時間に合わせて、業務を切り上げ、案件メンバーと夕食に行きます。
案件メンバーと親睦を深めるためにお酒を飲みに行くこともあります。

Kさんにインタビュー

Q. 普段行われている業務を教えてください。

A. ターンアラウンド&リストラクチャリングでは、再生局面を中心に、企業のライフサイクルに合わせて幅広くサービスを提供しています。一般的に「企業再生」というと衰退期にある企業だけを支援するイメージですが、それだけでなく、再生局面に入る前に手を打ちたい、もしくは再生局面後の成長戦略にも対応していることが特徴です。
また、DTFAでは、再生アドバイザリーとして必須である財務の専門性はもちろんのこと、「事業戦略」「新規事業開発」「売上向上のためのマーケティング支援」「在庫削減のためのSCM改革」といった事業面が強いところは、競合他社にないユニークな特徴だと思っています。
私個人としては、衰退期に入る前~直前くらいのクライアントをご支援することが多いです。中には、「新規事業開発」「売上向上のためのマーケティング支援」「将来の環境変化を見据えた人員体制の検討」等、一見すると再生色の薄い案件もありました。
常駐と、在宅勤務及び二重橋オフィス出社の割合は、半々か常駐が少し多い程度です。常駐ではクライアントとの密なコミュニケーションが取れる点がメリットですが、リモートワークでは様々な個人のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点が魅力だと考えています。業務が円滑に進むことが最も大事なので、勤務のスタイルは柔軟に切り替えながら働いています。

Q. 新卒若手として、やりがいがある(裁量がある)と実感したエピソードは何ですか?

A. 1年程度継続した案件の最後のフェーズで、案件のゴールやそれに至る進め方、クライアントミーティングのファシリテーション等、案件全般を任せていただいたことに非常にやりがいを感じました。クライアントやステークホルダーの満足度向上のための工夫やプロジェクト進行上のリスク等配慮すべき点を自分で考えることは非常に学びが多かったですし、何よりオーナーシップをもって取り組めることに楽しさを感じました。
こうした経験を積み重ねることにより、将来はクライアントから指名されるような、信頼されるコンサルタントになりたいと考えています。

Q. DTFAの魅力を教えてください。

A. 「①風通しの良さ」「②人を育てる社風」が魅力だと思います。①について、若手の意見でも筋が通っていれば受け入れられ、パートナーやディレクターともフラットに話せる雰囲気があります。②については、できることがあればどんどん任せてもらえます。例えばある案件では、最初は財務モデルの一部分の作業を担当するところから始まり、最終的には案件の広い範囲を取りまとめるロールまでステップアップしたため、成長を肌で感じました。また、会社全体のセミナーに加えインダストリーやサービスラインに特化した実務的な研修も多く行われ、人材を育成しようという雰囲気を感じています。

Q. DTFAに関心を持っている方へメッセージをお願いします。

DTFAは、多様なバックグラウンド・専門性をもつ方々が、互いにリスペクトしながらも切磋琢磨し、成長していく場だと感じています。今までとは違う自分になるための成長の場として、DTFAを選んでいただけると嬉しいです。

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