グループ案内

FY23の5ビジネスの活動概況

デロイト トーマツ グループ全体の活動の概況を報告します。なお5ビジネスとは、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務・法務を指します。

各ビジネスの事業活動の概況

監査・保証業務

監査・保証業務は、様々なステークホルダーの期待を適切に把握しながら、一貫して質の高い監査・保証業務等を提供しています。企業の適正な財務報告とそのための内部統制の向上への対応、ESGを始めとした非財務情報への適切な対応等を通じて資本市場の信頼性を担保し、その発展に貢献し続けるため、AIに代表される最新テクノロジーの活用、業務のトランスフォーメーション、グローバル対応力の強化、関連ステークホルダーとのコミュニケーションの深化、それら全ての基盤となる「人財」育成等に注力しています。
 

リスクアドバイザリー

リスクアドバイザリーは、コーポレートガバナンス・デジタル・サイバー・レギュラトリー等に関わる広範なリスクマネジメントの専門性に基づき、民間企業やパブリックセクターに様々なアドバイザリーサービスを提供しています。クライアントのデジタルトランスフォーメーションの加速、気候変動対応を含むサステナビリティ経営の深化、サプライチェーンにおけるリスク管理の強化等、昨今急速に重要性を増してきた経営課題に関してのサービスや、デジタルトランスフォーメーションの推進に伴い、サイバー脅威が急激に増加する中で、サイバーセキュリティに関わるサービスを継続強化しています。
 

コンサルティング

コンサルティングは、ビジネスモデル、ワークスタイル、社内オペレーション等、あらゆる局面において変革に取り組むクライアントの伴走者として、AdviseからImplement、OperateまでEnd to Endでの支援を行っています。FY23は急速な進化を遂げている⽣成 AIに関する知見を拡充すべく社内環境を整備し、より幅広い支援をすべくこの領域における専門性の強化を進めています。これまで培ってきた、SAP、Salesforce、Anaplan等の業界リーダーとの連携も引き続き強力な原動力としながら、AI含む各種デジタル領域のケイパビリティを拡大・強化し、我々自身の自己変革を続けていきます。
 

ファイナンシャルアドバイザリー

フィナンシャルアドバイザリーは、引き続き政府の経済対策に関わる支援を継続し、政府系案件/クライシスマネジメント業務に関するケイパビリティを確立しました。
またセクターナレッジの蓄積、クロスセクター活動の推進によりクライアントリーチを一層強めるとともに、Inorganic戦略も含めサービス領域を拡大することで、M&A/クライシスマネジメントサービスのライフサイクルに応じたEnd to Endサービスを拡充しつづけています。
さらにデジタルアセットの開発にも積極的に取り組み、既存ビジネスの効率化に加え、外部ユーザーの獲得による収益化を進めています。
 

税務・法務

税務および法務は、COVID-19による混乱からの回復期を迎えたことと、生成AIの登場による市場環境の大きな変動を見据えて、アジャイルに事業運営を進めることで、環境変化に適応してきました。税務における第2の柱(グローバルミニマム課税)対応サービス、インボイス制度対応サービスを始め、テクノロジーを組み込んだサービス提供領域も拡充しております。「専門性×テクノロジーで未来を切り拓く」ために自己変革を続けながら、クライアントへのサービスを軸にさらに力強く社会貢献していきます。

 

(2023年12月発行)

お役に立ちましたか?