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国際会計基準審議会(IASB)が、4月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

IAS Plus 2020.04.24

IASBの2020年4月の会議を受けて改訂されたワーク・プランでは、前週の臨時会議から、さらに基準設定プロジェクト及びメンテナンス・プロジェクトの多くプロジェクトについてプランの時期が変更されている。

国際会計基準審議会(IASB)の2020年4月の定例会議を受けて、会議の結果に伴う変更および前週に改訂されたワーク・プランからのその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。再度かなりの数の変更がある。

以下は、2020年4月18日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 開示イニシアティブ-SMEsである子会社-IASBは当プロジェクトの次のステップについて、ディスカッション・ペーパーまたは公開草案の決定を2020年第4四半期に行うこととした。(以前は時期は示されていなかった)

 

メンテナンス・プロジェクト

  • 会計方針の変更(IAS第8号の修正)-IASBはプロジェクトの方向性の決定を2020年6月に行うこととした。(以前は2020年5月)
  • 負債の流動または非流動への分類(IAS第1号の修正)-このプロジェクトは新たにワーク・プランに追加された。2020年の1月に公表されたIAS第1号の最終修正の発効日を2023年に延期する。公開草案の公表は2020年5月を予定している。
  • 単一の取引から生じた資産および負債に関連する繰延税金(IAS第12号の修正-公開草案のフィードバックについての議論は2020年6月を予定しており、プロジェクトの方向性の決定に変更されている。(時期は示されていない)
  • IBOR改革とその財務報告への影響-第2フェーズ-2020年4月公表の公開草案に対して受け取ったフィードバックの議論は2020年6月を予定している。(以前は2020年第3四半期)
  • IFRS第16号とCovid-19- 本日公表された公開草案のフィードバックの議論は2020年5月を予定している。
  • セール・アンド・リースバック取引のリース負債-新規にワーク・プランに追加されたプロジェクト。公開草案は2020年第3四半期を予定している。

 

リサーチ・プロジェクト

  • IFRS10、IFRS11、及びIFRS12の適用後のレビュー-リサーチのレビューから情報要請に変更されている。期日は2020年第4四半期となっている。

 

その他のプロジェクト

  • デュー・プロセス・ハンドブックのレビュー-ハンドブックの改訂は2020年6月を予定している。(以前は2020年4月)

 

上記は、2020年4月18日と2020年4月24日のワーク・プランの忠実な比較である。


 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※2)からアクセスできる。

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、4月の臨時会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語)

 

IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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