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国際会計基準審議会(IASB)が、8月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表
IAS Plus 2020.08.28
IASBの2020年8月に改訂されたワーク・プランでは、基準設定プロジェクトに変更はなく、メンテナンス・プロジェクト及びリサーチ・プロジェクトの多くプロジェクトについて時期が変更されている。
国際会計基準審議会(IASB)の2020年8月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、IASBが最近公表した公開草案及び修正IFRSによるものである。
以下は、2020年7月25日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
基準設定プロジェクト
- 変更はない。
メンテナンス・プロジェクト
- 2019年の中小企業向けIFRSの包括的なレビュー-情報要請のフィードバックの議論は2020年第4四半期を予定している(以前は期日なし)。
- IBOR改革とその財務報告への影響フェーズ2-修正IFRSが公表され、ワーク・プランからは削除された。
- セール・アンド・リースバック取引のリース負債-公開草案は2020年第4四半期を予定している(以前は2020年9月)。
リサーチ・プロジェクト
- 共通支配下の企業結合-ディスカッション・ペーパーの公表は2020年第4四半期を予定している(以前は2020年9月)。
- 採掘活動-プロジェクトの方向性の決定は2021年上半期を予定している(以前はリサーチのレビューが2020年7月)。
- 動的リスク管理は-中核的なモデルの開発は、2020年第4四半期を予定している(以前は2020年10月)。
- IFRS第10号、IFRS第11号、及びIFRS第12号の適用後のレビュー-情報要請は2020年第4四半期を予定している(以前は2020年10月)。
その他のプロジェクト
- デュー・プロセス・ハンドブックのレビュー-改訂されたハンドブックが2020年8月21日に公表され、ワーク・プランからは削除された。
- IFRSタクソノミの更新-2020全般的な改善及び一般的実務-タクソノミの最終更新は 2020年10月を予定している(以前は2020年第4四半期)。
- IFRSタクソノミの更新-一般的実務(IAS第19号 従業員給付)-タクソノミの最終更新は2020年第4四半期を予定している(以前は2020年10月)。
- IFRSタクソノミの更新-COVID-19に関連する賃料減免(IFRS第16号の修正)-タクソノミの最終更新が2020年8月18日に公表され、ワーク・プランからは削除された。
- IFRSタクソノミの更新-金利指標改革フェーズ2-タクソノミの更新案が公表され、フィードバックの議論は2020年10月を予定している。
上記は、2020年7月25日と2020年8月28日のワーク・プランの忠実な比較である。
現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※2)からアクセスできる。
※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、7月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語)
》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)