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国際会計基準審議会(IASB)が、2021年11月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表
IAS Plus 2021.11.23
IASBの2021年11月に改訂されたワーク・プランでは、基準設定プロジェクト、メンテナンス・プロジェクトおよびリサーチ・プロジェクトの複数のプロジェクトについて時期が変更されている。
国際会計基準審議会(IASB)の2021年11月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、会議の結果及びIASBが最近公表した公開草案、修正IFRSによるものである。
以下は、2021年11月1日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
基準設定プロジェクト
- 開示イニシアティブ-公的説明責任のない子会社:開示
公開草案のフィードバックが2022年第2四半期に予定されている(以前は2022年上半期)。
- 開示イニシアティブ-的を絞った基準レベルでの開示のレビュー
公開草案のフィードバックが2022年第2四半期に予定されている(以前は2022年1月)。 - 料金規制対象活動
公開草案のフィードバックについての議論が2021年10月、11月に行われた後、プロジェクトの方向性の決定が2021年12月に行われる予定されている。
メンテナンス・プロジェクト
- 「特約条項付の非流動負債」
2021年11月19日に公開草案が公表された後、プロジェクトの次のステップとして、公開草案のフィードバックについての議論が2022年上半期に予定されている。なお、プロジェクト名が「特約条項付の債務の流動又は非流動への分類」から変更されている。
リサーチ・プロジェクト
- 動的リスク管理
プロジェクトの方向性の決定が2022年第1四半期に予定されている(以前は2022年上半期)。
- 持分法
プロジェクトの方向性の決定が2022年第1四半期に予定されている(以前は日付がない)。
- 採掘活動
プロジェクトの方向性の決定が2022年下半期に予定されている(以前は2022年上半期)。
- のれん及び減損
プロジェクトの方向性の決定が2022年第2四半期に予定されている(以前は2022年第1四半期)。
- 資産のリターンに基づく年金給付
プロジェクトの要約の公表が2022年上半期に予定されている(以前は日付がない)。
その他のプロジェクト
- タクソノミの更新-2021 全般的な改善及び一般的実務
2021年12月とされていた予定日がワーク・プランから削除されている。 - タクソノミの更新-2021 技術的な更新
ワーク・プランに新規追加されたプロジェクトであり、IFRSタクソノミの更新案が2021年12月に予定されている。
- サステナビリティ報告
誤ってワーク・プランに掲載されていたが、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の新規設立の発表とともに、ワーク・プランから削除されている。
上記は、2021年11月1日と2021年11月23日のワーク・プランの忠実な比較である。
現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※ 2)からアクセスできる。
》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)
※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、10月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語)