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国際会計基準審議会(IASB)が、2022年2月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表  

IAS Plus 2022.02.28  

IASBの2022年2月に改訂されたワーク・プランでは、基準設定プロジェクト、メンテナンス・プロジェクトおよびリサーチ・プロジェクトの複数のプロジェクトについて時期が変更されている。

国際会計基準審議会(IASB)の2022年2月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、会議の結果及びIASBが最近公表した公開草案、修正IFRSによるものである。


以下は、2022年1月28日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 開示イニシアティブ-公的説明責任のない子会社:開示
    公開草案のフィードバックの議論が2022年4月に予定されている(以前は2022年第2四半期)。
  • 開示イニシアティブ-的を絞った基準レベルでの開示のレビュー
    公開草案のフィードバックの議論が2022年5月に予定されている(以前は2022年第2四半期)。
  • 中小企業向けIFRSの包括的なレビュー 第2回
    公開草案が2022年下半期に予定されている。

 

メンテナンス・プロジェクト

  •  「返還の利用可能性」(IFRIC第14号の修正)
      ワーク・プランから削除された。  
  • 「セール・アンド・リースバック取引のリース負債」
      修正IFRSの公表が2022年下半期に予定されている。
  • 「引当金-的を絞った改善」
     審議会は2月の会議でプロジェクトの継続を決定したが、ワーク・プランには「プロジェクトの方向性の決定」と表示されている。
     

リサーチ・プロジェクト

  • 採掘活動
    プロジェクトの方向性の決定が2022年第3四半期に予定されている(以前は2022年下半期)。
  • 資産のリターンに基づく年金給付
    プロジェクトの要約の公表が2022年4月に予定されている。
     

その他のプロジェクト

  • タクソノミの更新-IAS第1号、IAS第8号及びIFRS実務記述書第2号
    2月15日にIFRSタクソノミ2021が公表され、ワーク・プランから削除された。
  • 第3回 アジェンダ協議
    フィードバック・ステートメントが2022年第3四半期に予定されている(以前は2022年下半期)。

 

上記は、2022年1月28日と2022年2月28日のワーク・プランの忠実な比較である。

 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※ 2)からアクセスできる。



》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、2022年1月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語) 

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