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国際会計基準審議会(IASB)が、2022年7月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

IAS Plus 2022.07.25  

IASBの2022年7月に改訂されたワーク・プランでは、2つの新しいプロジェクトが追加されている他、基準設定プロジェクト、メンテナンス・プロジェクトおよびリサーチ・プロジェクトの複数のプロジェクトについて時期が変更されている。

国際会計基準審議会(IASB)の2022年7月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、会議の結果及びIASBが最近公表した公開草案、修正IFRSによるものである。変更はほとんどないが、2つの新しいプロジェクトがワーク・プランに追加されている。

以下は、2022年6月27日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 「開示イニシアティブ-的を絞った基準レベルでの開示のレビュー」
    IASBは2022年第4四半期にプロジェクトの方向性を決定する予定である(以前は2022年第3四半期)。

 

メンテナンス・プロジェクト

  • 「セール・アンド・リースバック取引のリース負債」
    最終修正が2022年9月に予定されている(以前は2022年第3四半期)。
  • 「サプライヤー・ファイナンス契約」
    公開草案のフィードバックを議論した後、次のステップとしてプロジェクトの方向性の決定が予定されている(予定日は示されていない)。

 

リサーチ・プロジェクト

  • 採掘活動
    プロジェクトの方向性の決定が2022年9月に予定されている(以前は2022年7月)。
  • IFRS第9号の適用後のレビュー 減損
    IASBの7月の会議 (IAS PlusのWebサイト-英語※ 2)において、本プロジェクトの初回の議論が行われた。次のステップは2023年上半期に公表される予定の情報要請である。

その他のプロジェクト

  • アジェンダ優先事項に関するISSB協議
    ISSBの7月の会議(IAS PlusのWebサイト-英語※ 3)において、本プロジェクトの初回の議論が行われた。次のステップは2022年第4四半期に公表される予定の情報要請である。
  • 第3回アジェンダ協議
    変更なし。フィードバック・ステートメントが「2022年7月」に公表されると記載されているが、これは今週後半を意味する。


 

上記は、2022年6月27日と2022年7月25日の、IASB及びISSBのワーク・プランの忠実な比較である。

 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※ 3)からアクセスできる。



》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、2022年6月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Post-implementation Review of IFRS 9 — Impairment’(IAS Plus-英語) 
※3》 ‘Consultation on agenda priorities’(IAS Plus-英語) 
※4》 ‘Work plan’(IASB-英語) 

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