ナレッジ

宿泊関連業における新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた宿泊需要予測 第2弾

国内客・インバウンド客の宿泊需要の回復時期を予測

本記事は2020年9月付でリリースした記事「宿泊関連業における新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた宿泊需要予測」の第2弾として作成したものです。

2020年9月の時と比べると、様々な業界の各指標でトラックレコードが蓄積されました。さらにCOVID-19ワクチンの接種が与える宿泊業界への影響なども見えてきたため、それらの数値を需要予測に反映させて作成したものが本記事です。

デロイト トーマツではグローバルなインダストリー、財務・会計・税務、データサイエンスなどの専門家による豊富な知識・経験に基づき、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の宿泊需要予測を本資料にまとめています。

宿泊業界・旅客業界・ワクチン接種率など、COVID-19禍で蓄積された情報に基づいた需要予測

「前回記事」執筆時点と比べると、本記事執筆の2021年7月末時点で、国連などの公的機関、国・地域・セクター別の公的データが、COVID-19の影響でどのような数値となったか、蓄積されて分かるようになってきました。

日本国内でも、2020年4月の緊急事態宣言発令に始まり、GoToトラベルや各地方自治体による宿泊関係事業者への補助政策の実行、再びの緊急事態宣言発令など、COVID-19禍において宿泊需要に影響を与える事例が蓄積されました。その蓄積された情報を基に、統計的な手法と弊社の宿泊業界知見を併せ、宿泊需要の回復シナリオを設定しました。

 

需要予測サマリー

宿泊関連業界における見通し

「前回記事」と同様に、国内旅行者(内需)と外国人旅行者(インバウンド)の需要それぞれについて、個別に予測を行っている点は変わっていません。

国内旅行者について「前回記事」と違う点は、繰り返された緊急事態宣言等により、需要低迷期間が長引いたことと、一方で需要回復の傾向も見えたことです。詳細は本件リリース資料をご覧頂きたいが、国内の宿泊需要については一定の要件の下ではありますが、回復するシナリオが見えてきています。

一方、外国人旅行者について「前回記事」と違う点は、国内旅行者と比べて、需要低迷が著しく悪い期間が長く続いており、本記事執筆時点でも全く回復のパターンが見えていない点です。しかしながら、COVID-19ワクチンの接種が進むことで宿泊需要が回復した、という現象が欧米で見られた例もありました。本記事では、以上の情報を考慮した外国人旅行者の需要予測を作成しています。

 

個別の地域、業態、施設ごとの特性を考慮した需要予測

「前回記事」と同様、本記事も日本国内全体をターゲットとした、マクロな需要予測となっています。各施設の地域・業態・施設の特性を組み込み、詳細な需要予測を行うことも可能であるため、ご興味があれば資料末尾の連絡先までご連絡いただきたい。

デロイト トーマツでは、個別の宿泊関連事業者の実績データに基づきカスタマイズした宿泊需要予測を実施することはもちろん、ホテル・旅館の専門チームによる今後の施設の改修等投資戦略やコストの見直しなどを含めた計画策定・計画実行の支援、事業売却やM&Aまでも、一気通貫で支援しています。

 

注釈

※ 本資料の需要予測は、2021年7月に実施したものであり、作成時以降の公開された情報を加味したものではありません。

※ 今回の需要予測はこれからCOVID-19回復期を見据えて事業展開をされる各事業者、債権者等のより良い意思決定を促すことを目的に作成しており、これから起こる事象を予言するものではなく、起こるかもしれないことについての仮説であり、これからの機会や隠れたリスクに目を向けさせるように設計されています。

全文PDFのお申込みはこちら

「COVID-19影響を踏まえた需要予測 第2弾」記事全文をご希望の方に、PDFのダウンロードをご案内致します。

ご希望の方はお申込みフォームよりご連絡ください。


※同業界、もしくはそれに準ずる法人様からのお申込みはご遠慮ください。

 

お問い合わせ

本稿に関するお問い合わせは、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

ブランディングサービス

コロナやデジタル化等の外部環境の劇的な変化において、経営戦略に基づきながら、顧客が求める商品とサービスを通した顧客体験価値(CX)の探求を支援します。戦略的価値のある資産として、ブランドを構築し、顧客の心に長く残る価値の創造を支援します。

詳しくはこちら

お役に立ちましたか?