不動産時価評価関連サービス

財務諸表目的の不動産時価評価

<企業結合に伴う不動産時価評価>
資産における不動産の割合が高い場合や、簿価との差額が大きく認められそうな場合等において、M&Aやデューディリジェンス時に、不動産の時価を適切に把握することが重要になることは珍しくありません。また、買収後のPPA（Purchase Price Allocation）のプロセスにおいても、金額的重要性の観点から不動産時価評価のスコープ等を検討するに当たっては、会計実務も踏まえた専門性が必要となります。弊社はファイナンシャルアドバイザリーのプロフェッショナルとして、豊富な実績を有しております

<財務諸表目的の不動産時価評価>
固定資産の減損会計、棚卸資産（販売用不動産）、賃貸等不動産の時価評価といった局面においては、財務諸表の利用者に資する不動産時価評価の開示が求められます。不動産の金額的重要性に基づき、「原則的時価算定」及び「みなし時価算定」によって評価を行いますが、当該判断には会計監査の視点も踏まえたアプローチが重要です。また、IFRS適用時においても同様の判断が求められますが、会計専門家としての知見が必要不可欠となります。

アナリティクスを活用した不動産分析

昨今は不動産関連のデータも広く取得することが可能となっており、不動産アナリティクスにより、客観的なデータ分析を活用していきたいとの需要が顕著となっております。しかしながら、当該分析を行うに際しては、不動産・アナリティクスの両面に深い知見が必要となるため、高いレベルでの分析を行える人材が不足しているのが現状です。デロイト トーマツ グループにおいて、これらの必要領域において豊富な実績と経験を有する専門家が多数在籍しておりますので、不動産価格や賃料等の分析に加え、売上予測や訪日外国人数の予測等の不動産関連経済データについても分析可能となっております。

エンジニアリング・レポート、建築・環境DDと一体での不動産評価

不動産評価においては、建物や土壌汚染等の環境要因に関する詳細な分析が必要となる場合があります。証券化対象不動産で求められるエンジニアリング・レポートや、不動産購入に当たってのデューディリジェンスにおいてご活用頂いておりますが、デロイト トーマツ グループにおいては、建築専門家を多数有するチームが存在しており、当該専門チームと一体となった対応が可能となっております。

海外に所在する不動産の調査

工場等の生産拠点に加え、海外不動産投資を実施または検討されている企業等も珍しくありません。海外不動産の時価評価や分析をスムーズに行うに当たっては、信頼できる現地評価機関と密に連携して対応することが必須となりますが、デロイトトーマツグループにおいては、世界各国に会計専門家のみならず不動産評価等の専門家が所属しおりますので、安心してご依頼頂けるものと考えております（不動産評価人がいない場合にも、信頼できる現地業者のご紹介等のサポートをさせて頂きます）。また、米国不動産鑑定士・英国王立勅許鑑定士の資格者も在籍しておりますので、日本語での詳細なサポートも可能です。