出版物

新型コロナ対応を踏まえた 金融機関の危機管理・緊急時対応

銀行法務21 2020年9月増刊号

目次

今般の新型コロナウイルス対応は、これまでの自然災害等を前提とする危機管理・緊急時対応のみでは十分でなく、金融機関としては、その影響が全国的・全世界的に相当期間波及する中、顧客・職員等の生命・身体を守りながら業務を継続して顧客の資金繰り等のニーズに応えることが求められています。こうした危機にあっても、平時と同様に業務を継続している金融機関も存在し、緊急時・危機対応の巧拙が、金融機関の業績にも影響を与えつつあります。

本書では、監査・リスク管理・法律の専門家や、金融機関・金融当局での勤務経験者からなるデロイト トーマツ グループのメンバーが、これまでのオペリスク的発想から脱却し、「戦略リスク」の観点から経営の問題として危機管理・緊急時対応を捉える必要性を説明するほか、様々な危機を想定したBCPの策定や、テレワーク導入に当たっての態勢整備・リスク管理のあり方、金融庁による検査マニュアル廃止後の融資のあり方や事業者の資金繰りに関する当局の公表情報等も踏まえた顧客対応、株主総会・開示対応、人事・労務等の新型コロナウイルス対応で明らかとなった法的論点等を執筆しており、危機を克服し、乗り越えるためのさまざまな示唆を提供しています。

書名 新型コロナ対応を踏まえた 金融機関の危機管理・緊急時対応
出版 株式会社経済法令研究会
編者 デロイト トーマツ グループ
価格 本体1,000円+税
刊行 2020年9月
雑誌コード 02914-09
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