海外子会社管理の実践ガイドブック〈第2版〉 ブックマークが追加されました
出版物
海外子会社管理の実践ガイドブック〈第2版〉
ガバナンスから内部統制・コンプライアンスまで
近年ではCOVID-19による世界的なパンデミックの発生や国際紛争等、未曽有の危機を幾度となく経験し、世界は新たな局面を迎えています。
グローバル化を進める企業にとってはこれまで以上に海外子会社におけるリスク管理、危機管理、ガバナンス等を強化することが求められており、国際マーケットで活躍するコングロマリット企業と肩を伍して戦う上では海外子会社のガバナンスを強化し、グループ全体の企業価値を向上させることが必須となります。
本書は、まずは日本企業を取り巻く環境変化と課題を概観した後、様々なリスクを乗り越えてグループ全体における企業価値を最大化するための仕組みとして、グループガバナンス体制について解説します。今回の改訂では、多数のカバナンス構築の経験を通じて得られた知見をもとに、各企業に適したグループガバナンスを検討するために必要な要素およびアプローチを整理し、大幅に加筆しました。
次に、海外子会社におけるリスクマネジメント、内部統制、危機管理、コンプライアンス、モニタリングについて、デロイト トーマツ リスクアドバイザリーの各領域の専門家が、近年の海外子会社がおかれている情勢を踏まえて、具体例を紹介しながら解説しています。
また、今回、本書の締めくくりとして日本企業のグループ経営におけるトレンドやグループ経営管理に求められている変革の概要を最終章に新設しました。企業経営においては顧客や株主のみならず、長期的な価値創造の観点からさまざまなステークホルダーに配慮し、事業活動を通した社会課題解決による社会の持続可能性(サステナビリティ)への貢献と、企業としての持続的成長を両立する経営が求められています。本書がこうしたグローバル環境の変化に対処していくための一助となり、グループ全体の企業価値の向上に少しでも貢献できましたら幸いです。
目次
第1章 日本企業を取り巻く環境変化と課題
第2章 グループガバナンス
第3章 リスクマネジメント
第4章 内部統制
第5章 危機管理
第6章 コンプライアンス
第7章 モニタリング
第8章 グループ経営管理のトレンド
書名 | 海外子会社管理の実践ガイドブック〈第2版〉 |
出版 | 中央経済社 |
著者 | デロイト トーマツ リスクアドバイザリー 編 |
価格 | 本体2,970円(税込) |
出版 | 2023年12月 |
ISBN | 978-4-502-46411-9 |