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「人事人材の計画的な育成」をテーマにセミナーを開催しました

「今後のあるべき人事部門を担うHR Professionalの計画的な育成を考えるセミナー」を開催し、人事担当者の方を中心に、約250*名の方にご参加いただきました。

*同内容のセミナーを2回開催。人数は2回の合計

人事部門が従来の管理中心の組織から、経営・事業・従業員に貢献する組織へ変革することが求められていますが、変革実現に向けた重要な要素である”人事人材”の不足に悩んでいるという声が多く聞かれます。そこで、今後の人事機能を担う人事人材(=HR Professional)には何が求められ、そのような人材をいかに育成すべきかを考えるセミナーを開催しました。

セッション内容

① 人事変革4つのレバーとHR Professional
② HR Professionalの人材像
③ HR Professional育成へ向けた課題(事例ベース)と実行ロードマップ

セミナー概要

まずは人事部門を取り巻く環境の変化に伴う“人事そのものを変える”必要性を再確認し、デロイトトーマツ グループの考える人事部門変革のアプローチについて解説しました。
 

人事部門変革に必要な4つのレバー
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続いて、人事部門変革に向けた重要な要素(=レバー)の1つである、”HR人材”に注目し、HR人材に変化が求められる理由・背景、またCHRO・CoE・HRBP・HR Opsの各機能の定義・期待する役割・人材要件といった、コンセプトや考え方を解説しました。
 

人材像の基となるあるべき人事機能:人事組織・役割の全体像
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最後に、自社におけるHR Professional育成に向けたアクションプランをイメージいただけるよう、HR人材変革に関するプロジェクト事例を交え、育成におけるポイントや育成ロードマップ(モデル)を紹介しました。
 

HR Professional育成に向けた3か年変革モデル:変革のポイント
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セミナー開催にあたり、参加者の皆様にアンケートにご協力いただきました。

1. 「人事人材タイプ」アンケート実施結果(n=149)

  • 9つの人材タイプごとに、人材の充足度および候補人材の充足度を調査しました。
  • 想定通り、オペレーション担当者は充足しているものの、その他の人材タイプは人材および候補人材が大きく不足している結果となりました。
     
人事人材タイプアンケート:結果集計
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2.「育成環境調査」アンケート実施結果(N=149)

  • 人事人材に対する育成について、現状を調査しました。
  • OJT、自己啓発、研修の企画・実行はある程度進んでいるものの、計画策定や研修の振り返り、育成を担う組織・体制の整備がされておらず、体系だった育成、計画的な育成まではできていない、という状況が見て取れました。

「育成環境調査」アンケート:結果集計
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