最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.101』

(2019年4月30日)

10月末までのBrexitの延期合意の後、離脱条件を巡る英国国内での議論はペースダウンし、Theresa May首相の退任問題や欧州議会選挙への注目が高まっている。今後、これらがBrexitの協議にどのような影響を与えるのかが注目される。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • 米国の民主党のNancy Pelosi下院議長は、もしBrexitによってベルファスト合意が損なわれるような場合、アメリカが英国と自由貿易協定を締結することは難しいと発言した。
  • 欧州理事会のDonald Tusk議長は英国がBrexitを取りやめるという夢を捨てておらず、決してBrexitを避けがたい運命として受け入れることはしないと述べた。
  • ドイツのHeiko Maas外務大臣は「Brexitを今後10年間にわたって長引かせるようなことはできない」と述べ、合意された10月末の期限を超えて更なるBrexitの延期をすることはできないと警告した。
  • 金融行為規制機構(FCA)は、Brexitは英国における将来の金融規制について再評価する機会を提供していると述べた。
  • Financial Times紙によると、保守党の穏健派は、May首相退任後に欧州懐疑派に保守党を支配されないよう、次期首相候補を公認する予定であると報じた。
Brexit Newsletter(UK) -vol.101 (PDF, 708KB)

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