最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.132』

(2020年03月17日)

11 日に英国の予算案が公表され、英国政府はコロナウイルス対策を含む歳出拡大を打ち出した。また英国政府はコロナウイルスの影響による移行期間の延長はないとしている。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • 英国政府は11 日に現政権で初めてとなる予算案を発表し、Rishi Sunak財務相はインフラとコロナウイルス対策への歳出拡大を発表した。また、Sunak 氏が行った予算演説では現在審議が行われている自由港については強調されたものの、それ以外にEU 離脱全般に関しては目立って取り上げられたものはなかった。
  • 予算案発表とともに2021 年1 月1 日から適用される新たなルールが発表された。VAT に関しては、EU を含めたすべての国からの輸入品の輸入VAT の支払いを一時的に繰り延べるpostponed accounting が適用される。これによりキャッシュフローの減少が抑えられることから、英国において将来の輸入コストに関する懸念はいくらか緩和されるだろう。ただし、EU 側も同様の措置を講じるとは期待できない。
Brexit Newsletter(UK) -vol.132 (PDF, 607KB)

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