最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.143』

(2021年01月07日)

英国とEU は2020 年12 月24 日、2016 年に行われた国民投票から4 年に渡る交渉の末、通商協定に合意した。当該合意は、将来における確実性と安定した2021 年のスタートをビジネスにもたらした。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

Brexit に関する主な動き等は以下の通りである。

  • 英国とEU の通商協定は、数カ月に及ぶ交渉の間、公正な競争条件、漁業権、協定の構成に関して膠着状態に陥っていたが、クリスマスイブに合意に至った。Boris Johnson 英首相とUrsula von der Leyen 欧州委員長は、12 月を通して合意の成立に向けた取組みを継続した。英国とEU の間の4 年に及ぶ協議の集大成となる通商協定の成立は、多くの企業に安堵感を与えただろう。合意内容の大半は予想どおりのもので、企業は何カ月もの間それに備えてきた。2020 年のはじめに英国とEU の双方が交渉のマンデートを公表していたことで、少なくとも最善のシナリオの形は見えていた。EU 側は単一市場の基礎である自由を守ろうとした一方で、英国は国際義務に伴う国家主権の侵害を制限することを最優先とした。いずれについても、それぞれの目標は達成できたといえるだろう。現在、Deloitte の専門家が全1,246 ページにも及ぶ法的文書の各章を検証中である。
Brexit Newsletter(UK) -vol.143 (PDF, 220KB)

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