Brexit Newsletter (UK)-vol.24

最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.24』

イタリアの国民投票やオーストリアの大統領選など欧州各国で政治的な動きが相次ぐ(2016年12月6日)

イタリアのMatteo Renzi首相は、憲法改正案が国民投票で否決されたことを受け辞意を表明した。またオーストリアの大統領選では極右政党のNorbert Hofer候補が敗れた。さらにフランスのFrançois Hollande大統領は、予想外にも来年の大統領選に出馬しない意向を表明した。このように英国以外の欧州各国でも政治的な動きが相次いでいる。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週は、オーストリアでは大統領選で極右政党の候補が敗退、イタリアでは国民投票の結果を受けて現首相が辞意を表明、フランスでは現大統領が来年の大統領選への出馬を断念する等、英国以外の欧州各国でも政治的な動きが相次いでいる。

この一週間のBrexitおよび欧州の政治経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • 単一通貨圏における堅調な経済回復のさらなる兆候として、ユーロ圏の失業率は2010年以降で初めて10%を下回り、9.8%となった。
  • 11月のユーロ圏のインフレ率は0.6%に上昇した。これは2014年4月以降でもっとも速いインフレ率の上昇ペースであり、この2年間低インフレ脱却に向けた取り組みを続けている欧州中央銀行(ECB)にとってはよい知らせとなった。
  • イングランド銀行は、6月のBrexitに関する国民投票の結果や米国大統領選挙におけるDonald Trump氏の勝利に伴う潜在的リスクを引き合いに出し、英国の経済成長は予想を上回るものだったとはいえ、金融安定化の見通しは厳しいままであると警告した。
  • 11月の英国の建設部門および製造部門の成長率は、同部門の購買担当者指数が英ポンド安に起因する輸入価格の上昇による強いインフレ圧力を受けていることを示しているにも関わらず、上昇した。
(PDF, 694KB)

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