お知らせ

SAPジャパンとのパートナーシップ契約締約により非財務情報管理・業務プロセス可視化支援を強化

非財務情報管理を含むサステナビリティ経営および業務プロセスを起点とした企業価値向上を支援

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社(以下DTRA)とSAPジャパン株式会社(以下SAPJ)は、SAP社製品の販売や関連サービス、関連ソリューションの開発を行うためのパートナーシップ契約を締結しました。DTRAではこれまでもSAP社製品に関連する各種サービスをご提供してきましたが、今回の契約締結を契機に、特にサステナビリティ経営と業務プロセス可視化を支援する領域に重点を置き、SAPJとの協力関係を加速させます。

デロイト トーマツは、企業のESG経営の戦略、ガバナンス、事業計画、オペレーション、開示といった一連の活動を統合し、企業の内側からの変革を促進するため、「ESGデータドリブン経営」を提唱し、その実践に向けたサポートを行っています。「ESGデータドリブン経営」とは、企業活動の努力を企業価値向上に繋げる経営管理基盤としてアナリティクス基盤を整備・実装・活用することで、意思決定に必要なインプットおよび企業活動の結果(アウトプット)を財務・非財務問わずタイムリーに収集・分析しながら経営に反映させていくことです。従来の経営と異なる点は社内外のインプットにもアウトプットにも非財務情報が加わることです。「ESGデータドリブン経営」を実現するために、デロイト トーマツは今回の企業内の非財務情報の収集だけでなく、インテリジェンスツールを用いた社外の非財務情報のモニタリング、トレンド分析、シナリオのアップデートなどのサービスも提供しております。

気候変動リスクへの対応や人的資本などの非財務情報管理に幅広い実績を有するSAPJとの協業を通じて、企業価値に影響する外部情報と兆候の見極め、グループ・グローバルに広がる企業内部の情報との照合、これらを活用した意思決定までを支援するプラットフォームおよびサービスを提供してまいります。

基幹システムの導入~運用にあたっては、目標を設定し、Fit to Standardで業務改善を実施し、継続的に改善効果を創出するために、業務プロセスレベルでの可視化・モニタリングが欠かせない要素となります。最上位の経営目標から現場業務までを構造的に捉え、管理可能な態勢を整備するためのご検討をご支援し、BPM(Business Process Management)プラットフォームをプロセス定義とプロセスマイニングを組み合わせて、企業の業務プロセスの定義・実行・分析サイクルのモデリングを支援する「SAP Signavio」の製品およびサービスを提供してまいります。

BPMの取り組みでは、事業構造、経営目標、ステークホルダーの関係を構造的に捉えます。事業単位でプロセスを捉え可視化し、問題があるプロセスはBPMN2.0による手続きの可視化をおこない改善します。プロセスマイニングを活用し、業務プロセスを定量的に可視化し、モデリングすることにより定性的に補完し、改善後の業務をモニタリングし、継続した改善活動に繋げるようご支援いたします。

サステナビリティ経営と業務プロセス可視化を支援する領域でSAPJとの協力関係を加速させ、SAP社の強力なプラットフォーム群とDTRAのサービスを組み合わせることで、経営情報の収集と活用・業務レベルでの改善をご支援してまいります。

 

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