事例紹介

実績:事業再生

デロイト トーマツ グループの実績(一部)をご紹介します。

財務面・事業面の双方から実効性のある事業再生プランの策定ならびに実行助言を通じて、窮境状況にある企業の再生をサポートします。

デロイト トーマツグループの実績

業種:外食

クライアントは、業態転換に伴う過大投資が原因となり、債務超過および過剰債務状態となっていた。
デロイト トーマツは財務DDを実施したうえで再生計画の策定を支援、リスケジュールの合意形成に至った(中小企業再生支援協議会関与)。その後モニタリングに関与し、業績改善が認められて例外的に2回目のリスケジュールを実現。実態把握、事業再生計画策定、合意形成、モニタリングの支援を一貫して提供。

業種:地方公共交通

クライアントはバス事業、軌道事業を中心とした地方交通コングロマリット業であるが、路線バス事業の累積赤字が主要因となり、債務超過および過剰債務状態となっていた。地方公共交通の再構築のため、同業他社も巻き込んだ再編となった。
デロイト トーマツは事業DDと財務DD、スキーム策定および事業再生計画作成支援を行い、並行して行政出資、金融調整等の利害関係者調整を実施。実行支援フェーズでは、路線バスの需要予測・乗降者分析等を行い、バス路線の再構築に関する支援を実施し、黒字化を実現。

業種:繊維商社

クライアントは繊維系商社であるが、アパレル事業の赤字を抱え、事業の抜本的な構造改革が必要な状況であった。
デロイト トーマツは事業DDおよび事業再生計画策定支援を提供し、地域経済活性化支援機構の関与のもと、抜本的な事業再生を実現。

業種:地方鉄道

クライアントは地方の観光向けの鉄道事業社であるが、乗客の減少と多額の設備維持投資の必要性から過剰債務状態となっていた。
デロイト トーマツは事業DD、財務DDおよび事業再生計画策定支援を提供し、新スポンサー候補への情報提供を行ったうえで地域経済活性化支援機構の関与のもと、抜本的な事業再生を実現。

業種:スポーツ用品販売

資金オペレーションの失敗からシンジケート・ローンのコベナンツにヒット、メインバンクをはじめとする取引金融機関との関係が悪化した状態から、デロイト トーマツがアドバイザーとして関与。
弁済スケジュールの変更に金融機関の同意を取り付けた後、不採算店舗の閉鎖等オペレーション改善策の実行を支援。業績改善を果たし、最終的にはリファイナンスにより銀行取引の正常化に成功。

業種:企業向けサービス

不正経理の発覚とその後の対応の不手際から、取引金融機関との相互不信が抜き差しならない状態にまで至った段階で、デロイト トーマツが関与。
まずスポンサー型私的整理で再生する方針で取引金融機関をまとめ上げた後、入札方式によりスポンサー企業を招聘。事業再生ADR手続きにより債務免除も得て、最終的に異業種スポンサーの下で再出発を果たした。

業種:電子部品製造

大口販売先の業績不振のあおりを受け、数年にわたって赤字続きの状態。
デロイト トーマツは、会社が作成した事業計画を第三者として検証することを求められたものの、実現性の乏しい計画であったため、改めてアドバイザーとして関与。ハンズオン型のオペレーション改善サポートを提供すると同時に、工場集約等の抜本的施策を盛り込んだ事業計画の作成を支援。金融機関から返済条件変更への同意取り付けに成功。

業種:福祉・介護関連

クライアントは介護サービス事業者。急激な拠点増設により資金繰りが一気に悪化し、取引金融機関からも外部による実態調査の依頼があった。
デロイト トーマツが財務・事業DDを実施したところ、財務基盤が大きく毀損していることが確認された。複雑な契約関係などの諸状況も踏まえ、自主再建を断念。当社から暫定経営者を派遣して現場をグリップするとともに、プレパッケージ型破産という法的整理スキームの策定・実行支援を行い、混乱を最小限におさえながら事業を新スポンサーに引継ぐことに成功。

業種:製造業

クライアントの品質不正問題が発生した子会社の今後の取り扱いについて、デロイト トーマツは対応のサポートと戦略オプションに係る助言を行った。
戦略オプション分析においては、取り得る選択肢、その分岐ポイント、各選択肢を実行した場合の定量的なインパクトの整理、財務モデルシミュレーション、定性的なインパクトの整理を行った。弁護士との折衝などに関しても助言を行い、合理的な意思決定を実現。

水産関連

クライアントは漁労から加工までを営む水産関連企業。デロイト トーマツは事業・財務DDおよび事業計画策定支援を行った。
採算の取れない加工部門は閉鎖、ボラティリティの大きい部門を売却、賃貸不動産部門は再生原資捻出のため売却し、第二会社方式を活用してコア部門のみに縮小するプランを策定。中小企業再生支援協議会関与のもと、債権カットを含む抜本的再生計画案を成立させた。
コア部門のみとなった会社はその後業績堅調であり、再度の拡大を検討できる状態にまで回復している。

レジャー施設

クライアントは複合型レジャー施設を運営していたが、客数が伸び悩み、メインとなるレジャー事業を売却し、他の事業を円滑に移管・閉鎖するなどの全体像を描くサポートを必要としていた。
スポンサー探索については別途セルサイドFAがアサインされ、デロイト トーマツはセル側に立ち売却ストラクチャーの助言、残された他事業の円滑な移管、債権者税務の検討、最後に残った法人の清算シミュレーション等を実施。結果、無事にメイン事業は適切なスポンサーに譲渡され、残った事業は円滑に移管された。

病院

クライアントは病院を運営する財団であるが、収益性が低下し、借入金の返済が滞った。
デロイト トーマツが事業・財務DDを実施したところ、計数管理能力が乏しいなかで小規模・多数のサービスを展開していたため、個別の採算が見えない状態であることが判明。事業計画策定の中で各ユニットの採算を可視化し、サービスの絞り込み・不採算事業の閉鎖を提言。金融機関からも合意が得られ、リスケジュールが実現。

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