-パートナー対談-
~Discover your impact~ 自分ならではの専門性を磨き上げ、チームで大きな価値を生む。
河野絵美 BTL(タレントリーダー)/パートナー
ラッセル・バード BHRL(人事責任者)/パートナー
前田圭 CGO(事業成長責任者)/パートナー
高橋朋子 パートナー
結城一政 理事長・東京事務所長/パートナー
※役職・内容はインタビュー当時のものになります
河野:皆さんお集まりいただきありがとうございます。対談テーマは新しい採用キャッチコピー「Discover your impact」について、これからデロイト トーマツ税理士法人に入社してくださる方々に、この言葉に込められた思いや、当社でどんなインパクトを発見・創造できるのかをお伝えしていきたいと思います。まずは皆さん、この採用キャッチコピーについて率直にどう感じますか。
バード:私はこのキャッチコピーを最初に聞いた時に、本当にこれこそデロイトだと思ったんですよ。もう一目惚れですね。なぜかと言うと、デロイトは、社会・顧客・人々のために、価値あるインパクトを生み出すことが使命だからです。私たちは日々、そのために必要な知恵や知識を獲得できるよう努力しているわけですが、その探索的なプロセスがDiscoverという単語に集約されていて、まさにデロイトのあるべき姿だと感じて大好きです。
前田:完全に同意見ですが、1つ付け加えるなら自己実現のニュアンスも含んでいますよね。デロイト トーマツ税理士法人に入って、自分はこういうキャリアを築いていくんだ、そして自分の私生活に対しても大きなインパクトを与えるんだ、と。会社や仕事だけでなく、個人個人が自分に対してもインパクトを与えようというイメージなので、私も非常にいいキャッチコピーだと感じています。
高橋:今って非常に不確実で、明確な答えのない不透明な時代でもあるじゃないですか。そんな時代に未知のインパクトを見つけ出すプロセスを楽しもうという印象があって、前向きな気持ちになれるコピーですよね。
結城:今まではどちらかと言うと「Come join us!」のような、私たちの仲間になってほしいというメッセージが強かったと思います。でも今回はまず「your」がありますよね。その集合体として組織があるんだという言葉になっているところが、個々の思いやインスピレーションを尊重する姿勢が表現されていていいなと思います。
河野:そうですよね。多様性が重視される時代において、それぞれができることを見つけよう、それによって価値を出そうという主張なので、私もとても好きなコピーです。ところで、皆さん自身はこれまでの仕事の中で、インパクトをもたらすためにどのような意識や行動を取ってきましたか。
高橋:クライアントの課題解決においてはもちろんですが、自分自身や自社に対してもインパクトを生み出すことを常に意識してきました。女性として子どもを持ちながら働くという意味でも自分を変える挑戦でしたし、それによって周りにも変化が起きていると感じます。当然私だけの力ではなく、先輩方や後に続いてくださる方などさまざまな個性と行動が集約された結果ではありますが、そういった変化を柔軟に楽しみながらここまでやってくることができました。
河野:女性のパートナーという時点で大きな変化をもたらしてくれる存在だと思います。過去においては男性社会に女性が順応し、男性っぽく仕事をしなければ戦っていけないというところも少なからずあったでしょう。でもそうではなく、高橋さんは母として、そして女性としても輝きながらパートナーとして活躍されている。とても素敵で、これが本来あるべき姿だと感じています。
高橋:ありがとうございます。でもそれは河野さんをはじめとする先輩方が開いてくださった道を歩く側面もあったと思います。その上で、自分らしくありながら柔軟に変化を起こすためにキャリアの中で挑戦を続けてきたつもりです。
河野:続いて、パートナー兼人事責任者として長きにわたりインパクトを作り続けてきたバードさんはいかがですか?
バード:意識していることは2つあります。1つは今までのものを超えるため、より良いものにするためには何が必要なのかを考えること。そして2つ目はクライアントのためになるものが何かを考え抜くこと。自分のことではなく、顧客目線を持つことが大切です。この2つをPDCAで回せば確実に良い方向に行きますし、私たちがもたらせるインパクトは増えるだろうと考えています。
前田:そうですね。クライアントや社会に対して、今の自分の仕事がどう繋がっているのかを意識しながら働くことはとても重要です。またポジションが上がると仕事の規模も大きくなるので、そういった分かりやすい形での社会貢献をメンバーにも一緒に体感してもらって、どうすればインパクトをもたらすことができるのかを考えてもらうことも必要なんじゃないかな。我々は日々このような考えを基に仕事に向き合っているので、ぜひ身近で感じてほしいと思います。
河野:現代は変化のスピードがものすごく早いですよね。税務の世界も大きく変わってきていて、DX化が必要になっていたり、SDGs関連の税務や税制が出てきたり。すごいスピードで社会が変わり続けていく中で、私たちがインパクトをもたらし続けるためにはどうあるべきだと思われますか?
結城:環境の変化に対して驚くこともあるかもしれませんが、それは決してこれまでの自分を否定するものではありません。今までやってきたことに新しいものを付け加えていけばいいだけなので、あわてる必要もないですし、むしろ新しい武器を手に入れるチャンス、エキサイティングな経験だと捉えています。
前田:近い感覚ですね。社会が変わるタイミングというのは、我々にとってはビジネスチャンスでもあります。逆に何も変わらないなら、自分たちの仕事もどんどん停滞してしまうでしょう。クライアントやマーケットニーズの変化を機敏に捉え、新しいチャンスを見つけ出すことがとても重要だと思います。それも一人の力だけではなく、チームで一緒に考えていく姿勢があるとさらに良いですね。
河野:なるほど。高橋さんは税理士でいらっしゃいますが、クライアントのニーズが以前と比較して変わってきている感覚はありますか?
高橋:それは日々感じています。税務の質問に答えることができればそれでいいという時代もありましたが、今は通用しません。クライアントの課題の背景にあるのは、税務だけではないことも多いです。例えばマンパワーが足りないとか、社内での意思決定プロセスがうまく機能していないとか。ITに関連する課題もありますよね。そういった複雑に絡み合った課題を解決するために、包括的なソリューションを提供できることもデロイトの強みだと思います。実際に私自身も、税理士としての枠組みを超えてデロイト トーマツ グループのメンバーと協働する機会が増えてきました。そうすると今まで自分が気付かなかった発想が出てくることもあり、新しい解決策をクライアントに提示できるようになります。今は協働するのが非常に楽しいですね。
河野:確かに、インパクトをもたらし続けるためにはチームワークがとても重要ですよね。そういう意味では組織内の多様性も大切な要素だと思いますが、デロイトではDiversity, Equity & Inclusionがどういう位置づけをされていて、何を大切にしているかをお聞かせいただけますか。高橋:この対談にも男性、女性、外国籍のメンバーがいて、多様性を体現していますよね。それぐらい自然なことだと位置づけられていますが、もっと大切なのは、性別や国籍ではなく専門性や価値観の多様性だと思います。クライアントの課題解決に際しても、1つの価値観で解決できることは限られています。幅広いバックグラウンドを持ったメンバーが集うことで、今まで見えなかった景色が見えるようになるのではないでしょうか。
結城:たしかに。クライアントの目線に立てば、税務や法務、コンサルティングという仕切りに意味はありません。そうした小さなピースではなく、それらを合わせた包括的なサービスで課題解決できることが本当の価値ですよね。
前田:その通りで、我々の基本軸は税務会計ですが、他にもM&Aなど幅広いサービスを展開しています。さまざまなスキルや背景を持ったメンバーとチームを組んで、クライアントが求めているものを提供できることがデロイトの最大の強みです。部門や会社を貫いた横軸での協業が活発だからこそ、デロイトが業界のリーディングカンパニーであり続けられるのだと思います。
河野:ありがとうございます。私たちのあるべき姿について皆さんのお考えを伺った上で次の質問です。今後デロイト トーマツ税理士法人に入ってくださる方にはどんなことを期待するか、どういう人に私たちの仲間になってもらいたいのかを聞かせてください。
バード:先ほど専門性についての話が出ましたが、やはりそれぞれの専門性を磨き続けていくための探求心や好奇心を十分に持っている人ですね。デロイトは世界一の総合プロフェッショナルファームとして大きなプラットフォームなので、皆さんの成長を支える基盤は十分あります。ただ、やはり一歩目は皆さん自身の「知識を増やしたい」とか「経験を積んで成長したい」という気持ちの部分でしょう。私たちも全力でサポートするので、入社後には幅広いことに挑戦してほしいと考えています。ちょっと控えめな方も、適切なタイミングで背中を押しますのでご安心ください。
高橋:そうですね。チームでの協働はとても大切なのですが、そのためには自分なりの価値をチームに提供できることが大前提です。そう考えると一番大切なのはやはりインプットでしょう。自主的に学ぶことや変化することを、楽しみながら継続できる方に来ていただきたいと思います。
河野:ありがとうございます。私もインパクトを生むために大切なのは個々の情熱だと思っていますが、結城さんは何を大切にされていますか。
結城:インパクトとは何かと考えると、相手の期待を超えたときの喜びや驚きですよね。忙しい時はどうしても目の前の業務をこなすだけになりそうな場面もありますが、その先でクライアントのビジネスをどう変化させられるのか、そこまで考えてサービスを提供して初めてインパクトを生み出せるのだと思います。パートナーとしてメンバーの皆さんと接する際には、自分の仕事がどうクライアントに貢献できているのかを気付くきっかけを与えられるように心がけていますね。
河野:たしかに、自分がもたらしたインパクトは自分ではなかなか気づけないですよね。周りの人が言ってくれて初めて気付くことも多いので、結城さんのチームメンバーは幸せだと思います。では最後に、デロイトへの入社を検討してくれている皆さんに、背中を押してあげられるようなメッセージを一言お願いできますか。
前田:これまでお伝えしてきた通り、世の中にインパクトを生み出すための場を提供しているのがデロイト トーマツ税理士法人です。応募を考えてくれている皆さんにはぜひ挑戦してほしいですし、入社して私たちと一緒にどんなインパクトを作れるのかを楽しみにしてほしいですね。
高橋:当社はとても懐の深い組織だと感じています。多様性のあるメンバーをその懐の深さで受け入れて、支援してくれる環境です。遠慮も躊躇もいりません。勇気をもって飛び込んできてください。
結城:我々はビジネス領域も幅広く、グローバルで非常に大きな組織ですから、個人個人のやりたいこともきっと見つかると思います。まさに「Discover your impact」ですね。皆さんのご応募をお待ちしています。
バード:そうですね。私からは「Discover your impact “with us” !」と伝えたいです。入社1年目からさまざまなことに触れるチャンスがたくさんありますし、それをサポートしてくれる専門家もたくさんいます。私たちと一緒にいろいろな経験をしていきましょう。ぜひ「Discover your impact」をデロイト トーマツ税理士法人で!
河野:皆さん、本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。