「金融機関向けIFRSニュース 2022年4月」(2022年5月掲載) ブックマークが追加されました
ナレッジ
「金融機関向けIFRSニュース 2022年4月」(2022年5月掲載)
銀行・証券・保険・リース・クレジットカード
デロイトが発信する IFRS関連の総合ナレッジサイト「IAS Plus」等より、特に金融機関(銀行、証券、保険やリース・クレジットカード会社等)に関連性の高いグローバルな最新動向を日本語で集約しご紹介しております。
「金融機関向けIFRSニュース 2022年4月」
デロイトが発信するIAS Plusの情報等のうち、特に金融機関に関連性の高い情報(IFRS関連に加え、日本基準やUSGAAP関連であっても関心が高そうな情報を含む)を日本語で集約しております。なお、公式の翻訳ではありませんので、参考情報としてご活用ください。時制は、各記事の掲載時点のものとなります。本文中の団体・組織名の略称については、「金融機関向けIFRSニュース2022年4月」(右PDF)内のページ末尾の<凡例>をご参照ください(※1)。
<今月のハイライト>
◆コンバージェンス
□ ASBJがIFRS基準のECLモデルを基礎に会計基準の開発を進める方針決定
ASBJは、4月の委員会の検討の中で、IFRS基準のECLモデルと米国会計基準のCECLモデルのどちらを開発の基礎にするかという点を検討し、我が国の実務慣行との親和性などからECLモデルを基礎とすることが概ね了承され(第477回企業会計基準委員会)、その上で債権単位での信用リスクの著しい増大の判定などECLモデルを基礎に検討を進める場合の個別論点が検討される方針が確認されました(第478回企業会計基準委員会)。
◆サステナビリティ
■ デロイトがISSBの公開草案IFRSサステナビリティ開示基準の解説を掲載
2022年3月31日に国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)により公表された、公開草案IFRSサステナビリティ開示基準IFRS第S1号「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」およびIFRS第S2号「気候関連の開示」の提案(コメント期限7月29日)について、デロイトのニュースレターで解説されています。
<今月の記事一覧>
※1 発信元の正式名称は、「金融機関向けIFRSニュース 2022年4月」(右上PDF)内のページ末尾にある凡例をご参照ください。
※2 <今月のハイライト>で個別に取り上げた記事を■で、1つのテーマで紹介した複数記事を□で示しています。
<記事本文>
サステナビリティ
【DTT】
- 『iGAAP in Focus ─ ISSB は、資本市場に対するサステナビリティ開示基準のグローバル・ベースラインを提案する』(日本語翻訳版)が掲載されました。
当ニュースレター(全13ページ)は、デロイトが発行したiGAAP in Focus(英文:全14ページ)の日本語翻訳版になります。
保険契約
【DTT】
- 保険ウェブキャスト 『再保険契約の会計処理における現金決済方法の影響』が掲載されました。
当ウェブキャスト(約23分)では、IASBの保険契約プロジェクトに関する最近の動向について報告し、主に次の内容について説明しています。- 発行する再保険契約の会計処理における現金決済方法の影響
- 設例
- 保有する再保険契約の会計処理における現金決済方法の影響
- 実務上の考慮事項
会議
【IASB】
- 2022年4月のIASB会議の事前会議要約(DTT作成)が掲載されました。
2022年4月25日から28日にかけて開催される当会議では、以下を含むトピックを議論する予定です。
- IFRS第9号の適用後レビュー
- 基本財務諸表
- のれん及び減損
- 第3次アジェンダ協議
- IFRS第9号の適用後レビュー
コンバージェンス
【ASBJ】
- 第477回企業会計基準委員会の概要が公表されました。
ASBJは、2022年4月13日に開催された第477回企業会計基準委員会の審議資料を公表しました。
- 第478回企業会計基準委員会の概要が公表されました。
ASBJは、2022年4月26日に開催された第478回企業会計基準委員会の審議資料を公表しました。
- 現在開発中の会計基準に関する今後の計画が改訂されました。
ASBJは、日本基準及び修正国際基準(IFRSと企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)の開発に関する検討状況、及び今後の計画の改訂を公表しました。