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ISSBは、資本市場に対するサステナビリティ開示基準のグローバル・ベースラインを提案する
iGAAP in Focus 2022.04.01
2022年3月31日に国際サステナビリティ基準審議会により公開協議のために公表された、IFRSサステナビリティ開示基準IFRS第S1号「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」およびIFRS第S2号「気候関連の開示」の提案について解説する。
本iGAAP in Focusは、2022年3月31日に国際サステナビリティ基準審議会により公開協議のために公表された、IFRSサステナビリティ開示基準IFRS第S1号「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」およびIFRS第S2号「気候関連の開示」の提案について解説する。
- IFRS第S1号案は、企業の一般目的財務報告の主要な利用者が企業価値を評価し、それに資源を提供するかどうかの意思決定を行う際に、企業の一般目的財務報告の主要な利用者にとって有用なサステナビリティ関連の財務情報を開示することを目的として、全般的な要求事項を規定している。
- IFRS第S2号案は、気候関連のリスクおよび機会を識別、測定および開示するための要求事項を規定している。
- 両公開草案(ED)は、金融安定理事会(FSB)の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づいて構築された技術的準備ワーキング・グループ(TRWG)によって開発されたプロトタイプに基づいている。
- 基準案の設計は、法域の要求による補完および相互運用性を可能にすることを意図している。
- いずれの基準も将来に向かって適用され、最初の適用期間における比較情報の要求はない。EDは発効日を提案していない。
- EDのコメント期間は2022年7月29日に終了する。
IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳を公表した。
『iGAAP in Focus -サステナビリティ報告-「ISSBは、資本市場に対するサステナビリティ開示基準のグローバル・ベースラインを提案する」』
≫英語版 (IAS Plus)
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