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デジタル・プロミスの実現

金融機関のデジタルトランスフォーメーションにおける成功要因

IIF(国際金融協会)とデロイトによる報告書

金融機関にとって、デジタルトランスフォーメーションは不可欠な要素です。それはビジネスの将来を約束する方法であり、カスタマーエクスペリエンス、従業員の能力、業務効率、経営を改善する手段です。特に新型コロナウイルス感染症の危機と、それに対応する金融機関の能力を考えるとき、デジタルトランスフォーメーションの重要性はより大きな意味を持ちます。

しかし、金融サービスにおけるデジタルトランスフォーメーションの成功とはどのようなものでしょうか。

IIF(国際金融協会)とデロイトは、この問いかけへの答えを見いだすために共同チームを作り、世界中の銀行、保険会社、規制当局、監督当局、および政策立案当局を代表する80名超のエグゼクティブとトランスフォーメーションリーダーから知見を集め、デジタルトランスフォーメーションの鍵となる要素を追究しました。調査の結果は、金融機関がデジタルトランスフォーメーションに取り組むアプローチと、金融機関がデジタルトランスフォーメーションの約束をいかに果たすことができるかを考察する三部作シリーズとして、順次公開しています。

シリーズ第二弾の「デジタル・プロミスの実現 金融機関のデジタルトランスフォーメーションにおける成功要因」では、金融機関のデジタルトランスフォーメーションの主な成功要因を、互いに重なり合う次の5つのテーマを通して検証し、それぞれのテーマについて、金融機関がデジタルトランスフォーメーションの計画を加速させ、望む結果を得るために実行できる一連の手段として取り上げます。

デジタルトランスフォーメーションの成功要因である5つのテーマは次の通りです。

新型コロナウイルス感染症に関するデロイト トーマツ配信の追加情報、および本シリーズの第三弾にもご期待ください。第三弾では、デジタルトランスフォーメーションを進める金融機関に対し、外部エコシステムがどのような役割を果たすかに注目し、その一環として、シリーズ第一弾、「デジタル・プロミスの実現 金融機関のデジタルトランスフォーメーションにおける9つの優先課題 」で取り上げたデジタルトランスフォーメーションに伴う課題の克服に取り組む金融機関への、外部エコシステムの影響について考察していきます。

プロフェッショナル

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
パートナー 執行役員
森 亮

外資系コンサルティングファームでの18年間の経験を経て現職。金融業をはじめ多様な産業を対象とし、戦略立案、先端技術洞察、イノベーション・テーマ探索、マーケティング/CRM領域、組織・風土改革等のコンサルティング活動に従事。  >>さらに見る。

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
アソシエイトディレクター
河合 孝

保険会社、国内系シンクタンクを経て現職。

金融業における業務プロセス改革、IT戦略策定、大規模システム刷新等のプロジェクトに従事し、特に、テクノロジー動向を踏まえた戦略策定やプロジェクトデザインの領域で多数の実績を有している。
近年は、企業のデジタルビジネス創出やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を中心に活動。

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