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地域医療再編の先駆者・リーダーに聞く成功の軌跡 その5

静岡医療圏

地域医療構想を実現していくために、近年地域連携の強化は大きなテーマになっています。地域医療構想を実現するための一つの手法として、地域医療連携推進法人制度が創設され、これまでに全国で30法人が設立されています。トーマツでは他に先駆けて地域医療連携推進法人の設立に取り組んだ事例のリーダーに対して、コンサルタントが法人設立までの取組みをお伺いしながら、地域医療連携推進法人制度の活用のポイントを探ります。

地域医療再編の先駆者・リーダーに聞く成功の軌跡(静岡医療圏)

インタビューの概要

令和3年4月、静岡県内初の地域医療連携推進法人となる「ふじのくに社会健康医療連合」が設立された。

参加法人は、静岡県立総合病院を運営する静岡県立病院機構、桜ヶ丘病院を運営する地域医療機能推進機構、静岡県立総合病院と隣接する公立大学法人静岡社会健康医学大学院大学の3法人である。

法人設立には2つの背景があった。

1つは、桜ヶ丘病院の老朽化であった。移転場所の決定においても、想定津波浸水区域内という理由でなかなか認められず難航していた。

2つ目は、桜ヶ丘病院の常勤医師不足の問題であった。常勤医師の確保が困難であり、桜ヶ丘病院は撤退を検討せざるを得ない状況まで追い込まれた。

県立総合病院と桜ヶ丘病院は区域が異なるものの、清水区の地域医療を支える桜ヶ丘病院が撤退すれば各地域にも影響が出ることが想定された。そのため、両病院は医師の交流と再配置を一番の目的に地域医療連携推進法人を設立することを決定した。

同年6月には、県立総合病院に隣接する大学院大学と連携し、静岡県の奨学金を利用した若手医師の配置調整やキャリア支援を実施するため、大学院大学が法人参画の承認を受けた。

静岡県内で初めて地域医療連携推進法人の設立を成し遂げ、成果を上げている静岡県立総合病院の山口重則氏、数原修氏に話を伺った。

 

対談の詳細については添付PDF資料を是非ご覧ください。

執筆

有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部  ヘルスケア 

※上記の部署・内容は、掲載日時点のものとなります。2022/5

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