最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.105』

(2019年6月25日)

次期党首および次期首相選出のための保守党議員投票の結果、候補者がBoris Johnson氏とJeremy Hunt氏の2名に絞られた。今後、保守党員による投票が行われ、7月22日の週に勝者が発表される予定である。Brexitに関してそれぞれ異なる意見を述べていることから、次期党首が誰かによってBrexitの先行きに大きな影響が生じることが予想される。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • 保守党の次期党首選ではJohnson氏とHunt氏が最終候補として選出され、今後、英国の保守党員による投票によって勝者が決まり、次期保守党党首及び英国首相に就任することになる。勝者は7月22日の週に発表される予定である。
  • Johnson氏は、EUがアイルランド国境に関するバックストップ案の変更を認めない場合、EUとの合意がなくとも10月31日に離脱する用意があるとしている。対照的にHunt氏は、離脱協定の合意が更なる協議によって合理的に見込める場合には離脱日の若干の延期を試みるとして、合意なき離脱は望ましい選択肢ではないとしている。ただし、Johnson氏同様、バックストップ案に関しては変更を求めている。
  • Johnson氏の、他の候補者へ支持者を貸し出し特定の候補者が最終候補に残ることを妨害するという選挙運動について、Amber Rudd氏は選挙制度の信用を貶める行為だと述べた。
  • Financial Times紙によると、アイルランドは、英国が合意に至らぬままEUから離脱するという前提の下で、2020年の予算編成を行っているという。
Brexit Newsletter(UK) -vol.105 (PDF, 721KB)

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