最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.140』

(2020年10月27日)

10 月15-16 日の欧州理事会において、英国もEU も互いに譲歩を要求し、交渉は中断された。しかし、両者は歩み寄る姿勢を見せ、22 日に協議を再開し、現在交渉が続いている。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • 欧州理事会が15 日及び 16 日に開催され、Boris Johnson 首相は、会議後の声明で「今回の首脳会議では、45 年間も加盟国であり続けた英国に対し、EU はいかなる理由があろうともカナダと同等の条件を提示する気がないことが明らかになった」として、英国はオーストラリア型の協定に備える構えであることを示唆した。しかし、Johnson 首相は協議に完全に背を向けたわけではなく、「アプローチの方法が抜本的に変更されるのであれば、英国はいつでも喜んで話を聞く」とも述べていた。
  • 英-EU 間の第4 回合同委員会が19 日に開催され、英国のMichaelGove 内閣府担当大臣とMaroš Šefčovič 欧州委員会副委員長が出席した。両者は2021 年1 月1 日から離脱協定を実行に移すための準備状況について評価を行った。Šefčovič 氏は、現在協議中のすべての問題についての双方合意に向けたGove 大臣の政治的な舵取りやコミットメントを歓迎すると述べた。
Brexit Newsletter(UK) -vol.140 (PDF, 229KB)

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