最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.52』

Brexit(英国のEU離脱)に伴う「手切れ金」をめぐる交渉は長期化する可能性があると警告(2017年9月19日)

イングランド銀行のインフレ抑制重視のタカ派的なコメントを受け、ポンドは国民投票以降で最高水準まで上昇したが、英国株の株価は下落した。また、同行は利上げの見送りを決定した後、「金融緩和措置の一部解除が今後の数か月で適切となる可能性が高い」とも述べた。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

英国は、総額55億ユーロに上る欧州防衛基金への拠出金の負担を引き受ける意向を示す一方で、Brexitに伴う「手切れ金」に関しては交渉が長引く可能性があることを警告している。

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。 
  • David Davis EU離脱担当相は、Brexitに伴う「手切れ金」をめぐる交渉は長期化する可能性があると警告した。
  • 欧州司法裁判所(ECJ)は、難民受入数の分担に関するハンガリーやスロバキアの訴えを退けた。その後、ドイツはECJの判決に従うよう求めたが、ハンガリーはこれを拒否し同国の外務相は「重大な法廷闘争」になると警告した。
  • Angela Merkel独首相と次期連邦議会選挙での同首相のライバルであるMartin Schulz氏は、ドイツ-トルコ間の緊張の高まりを受け、トルコのEU加盟に関する交渉の停止を求めることを公約した。
  • 英国はEUの研究・イノベーションプログラムの中で、Brexit後も参加を希望するプログラムの一覧を提示した。
Brexit Newsletter (UK) - vol.52 (PDF, 605KB)

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