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Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.53』
Theresa May首相が示したBrexit(英国のEU離脱)交渉に対する建設的な姿勢をMichel Barnier主席交渉官が歓迎(2017年10月3日)
May首相は、EUの首脳陣に対する演説でEU離脱後にEU予算への拠出の継続を前提とした2年間の移行期間の設置を提案し、Brexit後は出来合いの協定をベースとすることに反対であると説明した。EU側のBarnier主席交渉官は、May首相の演説について「建設的」でEU-英国間の「交渉の打開」に資するものだと述べ、英国のDavid Davis EU離脱担当相は、Brexitに関する交渉は「大きく前進した」と述べた。
Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋
Theresa May首相はフィレンツェでの演説の中で、EU予算への拠出の継続を前提とした移行期間の設置を提案する等、英国の離脱交渉に対するスタンスを示し、EUのMichel Barnier主席交渉官はその建設的な姿勢を歓迎した。
先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。
- Theresa May首相はBrexit後の英国-カナダ間の貿易協定について「Brexit前後で途切れることのない移行」のための計画を発表した。
- May首相は、フィレンツェでEUの首脳陣に対し演説を行い、2019年3月のEU離脱後に、EU予算への拠出の継続を前提とした2年間の移行期間を設けることを提案した。また、同首相はBrexit後の協定について、欧州自由貿易連合(EFTA)への参加やカナダ型の包括的経済貿易協定(CETA)の締結のような出来合いの協定をベースとすることには反対であることを説明した。
- EU側の主席交渉官であるMichel Barnier氏は、May首相の演説について「建設的」であり、EU-英国間の「交渉の打開」に資するものだと述べた。また、英国のDavid Davis EU離脱担当相は、Brexitに関する交渉は「大きく前進した」と述べた。
- 労働党のJeremy Corbyn党首は、Brexit後の移行期間は「必要なだけ持続させる」べきであると述べた。
Brexit Newsletter (UK) - vol.53 (PDF, 666KB)
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