最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.61』

英国企業の6割がハードBrexitを想定したコンティンジェンシープランを実行済もしくは実行予定(2018年2月6日)

英国産業連盟(CBI)が行ったサーベイにおいて、英国企業の6割が、ハードBrexitを想定したコンティンジェンシープランを既に実行しているか、実行する予定があると回答している。一方でPhilip Hammond財務相は、離脱後の英国-EUの関係が「ほとんど変わらない」ソフトBrexitを求めた。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

Brexit後の英国経済はどのシナリオでも悪化するという英国政府の分析結果がリークされている中、英国企業の6割がハードBrexitを想定したコンティンジェンシープランを実行済もしくは実行予定という調査結果が出ている。

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。 
  • Times紙によると、イングランド銀行のMark Carney総裁は、2016年6月の国民投票の結果、英国経済は毎年およそ100億ポンドの損失を被っていると述べた。また、同氏は英国議会において、Brexitによる不確実性が解消されることで2019年は英国への投資が回復することを期待するとも述べた。
  • 英国産業連盟(CBI)が行ったサーベイでは、英国企業の6割が、ハードBrexitとなった場合に備えたコンティンジェンシープランを既に実行しているか、実行する予定があると回答している。
  • Financial Times紙によると、Philip Hammond財務相は離脱後の英国-EUの関係が「ほとんど変わらない」ソフトBrexitを求めた。
  • フランスでは、Brexitにより英国との貿易で税関検査が復活する可能性があることから、2018年に95名の税関職員を追加で採用する予定である。
Brexit Newsletter (UK) - vol.61 (PDF, 713KB)

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