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Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.67』

欧州委員会がハードBrexitとなった場合のEUの備えとして、EU法の改正および規制当局に特別な権限を与えるための40の法案を提出(2018年5月1日)

英国がEUに支払う「手切れ金」について、英国財務省が試算した400~450億ユーロという金額が低すぎるとして、英国会計検査院(NAO)が疑問を呈する等、前号(vol.66)発行から2週間の間に、英国でBrexitを巡る多くの報道があった。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

EUとの新たな関税同盟の設立に関する英上院での承認や会計検査院が英国政府と異なる「手切れ金」に関する見解を示すなど、この2週間の間に英国ではBrexitを巡って多くの報道がなされた。

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。 
  • 英上院は、Brexit後に英国がEUとの新たな関税同盟を設立するというEU離脱法案の修正を賛成多数で可決した。しかし、EUの関税同盟からの離脱に関する英国政府の方針への信任投票の実施を求める要求について、Theresa May首相は拒絶した。
  • Angela Merkel独首相は、ユーロ圏の金融支援機関である欧州安定メカニズム(ESM)を改編し、欧州通貨基金(EMF)を設立する案に支持を表明した。
  • 欧州委員会は欧州理事会に対し、アルバニアとマケドニアのEU加盟に関する協議を開始するよう勧告した。
  • 欧州委員会はハードBrexitとなった場合のEUの備えとして、EU法の改正および規制当局に特別な権限を与えるための40の法案を提出した。
Brexit Newsletter (UK) - vol.67 (PDF, 680KB)

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