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最新動向/市場予測
Deloitte UK 日系企業サービスグループ 『Brexit Newsletter (UK) - vol.75』
ハードBrexitを回避できるのか、今後の交渉の動向を注視(2018年8月21日)
英国のJeremy Hunt外相は、EU諸国を歴訪し、Brexit後もEUの単一市場と緊密な関係を保つとするTheresa May首相のチェッカーズ合意に対する支持を求めた。EUでは、英国のチェッカーズ合意の内容に従い、モノのみにEUの規制を適用し、サービスは適用外とした場合、EUのGDP成長率はその後の15年で8~9%低下すると分析している。
Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋
英国政府は、ハードBrexitを回避すべく様々な検討を重ねているものの、英国内のいくつかの業界団体はハードBrexitがもたらすリスクを声高に叫んでいる。Theresa May首相をはじめとする内閣首脳が今後、EUとの交渉をどのようにまとめていくのか、その動向が注視される。
先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。
- Financial Times紙によると、アイルランドとの国境問題に関するバックストップ・プランについて、EUは北アイルランドに対するEUの法的権限を制限することにより、同プランを英国が受け入れやすいものにすることを検討しているという。
- また、Times紙によれば、ハードBrexitとなった場合でも、EUは英国との開かれた貿易を維持するための一方的な措置を講じることを可能にするコンティンジェンシー・プランを策定しているとも報じている。
- Times紙によると、EUは英国がヒトの自由な移動を受け入れずとも、モノに関してはEUの単一市場に留まること(モノの自由な移動)を許容する協定の策定を交渉する準備があるという。
- 英国の国民投票でEUからの離脱が決定して以降、イングランドおよびウェールズの事務弁護士1,600人が相次いでアイルランドで弁護士登録をした結果、現在ではアイルランドで登録されている事務弁護士のおよそ10人に1人はイングランドおよびウェールズの事務弁護士となっている。
Brexit Newsletter (UK) - vol.75 (PDF, 636KB)
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