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Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.80』

離脱交渉に進展が見られず、11月のEU臨時首脳会議を延期(2018年10月30日)

Theresa May首相は、アイルランド国境をめぐる交渉の行き詰まり打開のため、Brexit後の移行期間の延長を検討していると述べ、欧州理事会のDonald Tusk議長も合意に致るための一助となるのであれば、EUは英国に移行期間の延長を認めると述べた。一方で、英国議会では、合意なき離脱となった場合の影響を緩和するためのコンティンジェンシー・プランに基づき、11月中旬に多くの法案の提出が予定されている。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

離脱交渉に十分な進展が見られず、11月のEU臨時首脳会議の開催が見送られた。英国では、行き詰ったアイルランド国境問題の交渉を打開するため移行期間の延長を検討している他、合意なき離脱となった場合に備えるための検討も進められている。

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。 
  • 英国とスペインは、英領ジブラルタルに関する取り決めについて合意に達した。この取り決めは、英国-EU間の離脱協定にも付される。
  • Theresa May首相は、アイルランド国境をめぐる交渉の行き詰まりを打開するため、Brexit後の移行期間を数か月ほど延長することを検討していると述べた。
  • 欧州理事会のDonald Tusk議長は、英国の離脱条件を最終決定するためのEU臨時首脳会議を11月に開催するには、まだ十分な進展が見られていないと述べた。
  • その後、同議長は、合意に至るための一助となるのであれば、EUは英国に移行期間の延長を認めると述べた。
Brexit Newsletter (UK) - vol.80 (PDF, 619KB)

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