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「金融リスクマネジメント&サイバーセキュリティフォーラム2019」にリスク管理戦略センターのプロフェッショナルが登壇

2019年10月16日(水)@ロイヤルパークホテル/主催:株式会社JTBコミュニケーションデザイン

「金融リスクマネジメント&サイバーセキュリティフォーラム2019」にて、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センター ディレクター 勝藤史郎が「非財務リスクへの対応とリスク管理の高度化」をテーマとしたパネルディスカッションのモデレーターとして参加しました。

講演報告

パネルディスカッション「非財務リスクへの対応とリスク管理の高度化」

モデレーター:
有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 リスク管理戦略センター ディレクター 勝藤 史郎

パネリスト:
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 執行役員 リスク統括部長  横山 修一 氏
農林中央金庫 コーポレート本部 統合リスク管理部 部長  板垣 雅 氏
スイス損害保険会社 リスク管理部 チーフリスクオフィサー 澤 めぐみ 氏 

概要
本パネルでは、非財務リスク・ノンファイナンシャルリスクの高度化に向けた各社の取り組みや、今後の金融機関に求められる対応に関する意見が交わされました。
金融機関が重視する非財務リスクとして、サイバーリスク、コンダクトリスク、オペレーショナルリスク、サステナビリティなど様々なリスクが挙げられ、非財務リスクが広い範囲に及び、金融機関ごとの注目点があることが示されました。また、オペレーショナルレジリエンスや、非財務リスクの複合という新しい課題も出てきているとの意見が出されました。
非財務リスク管理高度化の取り組みでは、定量化が困難である非財務リスクについて如何にKRI、KPIを設定し定量化するかが課題であるとの意見がありました。リスクカルチャーの浸透と検証については共通の重要な課題との認識が示され、従業員サーベイ等を通じて社内のリスクカルチャー浸透を検証する取り組みが紹介されました。
最後に、オペレーショナルレジリエンスとして、実際にリスクが顕在化した場合の対応方法についての意見交換がなされました。対応方法を検討する際にリスク事象を如何に現実的にとらえてシミュレーションを行うか、環境や状況に合わせてリスク事例を更新し続けることが必要であるという意見がありました。財務リスクはリスク事象の発生を事前に防ぐことが大切であるが、非財務リスクはリスク事象が起きることを前提とし、事象が起きた場合にどのように対応するかが重要となるというパネリストの皆様の共通の認識でパネルは終了しました。

イベント概要

・タイトル
金融リスクマネジメント&サイバーセキュリティフォーラム2019

・開催日
2019年10月16日(水)10:30-18:10

・主催
株式会社JTBコミュニケーションデザイン

・会場
ロイヤルパークホテル
 (〒103-8520 東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1)

・対象者
金融機関および金融機関以外

(都銀、地銀、証券会社、運用会社、保険会社等のCOO、CIO、CTO、リスク管理部門長、資金決済部門長、 経営企画部門長、IT・システム統括部門長、財務・経理部門長、コンプライアンス部門長、運用リスク管理グループ部門長、 内部監査室長、融資・与信企画部門長、国際資金管理部門長、清算・証券決済業務部門長、資産運用部門長、など)

・来場人数
約350名

 

>>タイムスケジュール詳細は金融リスクマネジメント&サイバーセキュリティフォーラム2019からご確認ください。 ※外部Webサイト 

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