サービス

マクロ経済シナリオ分析を用いた海外投資評価

より戦略的な事業展開へ向けて

市場変化の速度や制度・商習慣・文化が異なり、距離も遠い海外への事業投資に際しては、外部環境の変化を適時かつ的確に捉え、論理的分析を行うことが重要です。グローバル企業で導入が進むシナリオ分析を提案します。

フォワードルッキングなシナリオ分析による蓋然性の高い事業計画策定

近年のグローバル経済は、中国経済の減速、米国利上げ観測の高まりやこれがもたらす金融市場の変動、 ギリシャ情勢の混迷化、中東情勢の急展開がもたらす原油価格への影響等々の不安材料が認識されており、その不確実性が一段と高まりつつあります。このように市場変化の度合いや制度・商習慣・文化が異なり、距離も遠い海外への事業投資に際しては、自社の強みや内部資源の状況といった内部環境に加えて、これらの外部環境の変化を適時かつ的確に捉え、客観的かつ論理的分析を行うことが、蓋然性の高い事業計画策定の為に重要なポイントです。そのための方法としてグローバルで事業を行う企業において導入が進んでいるシナリオ分析を提案します。

(257KB, PDF)

論理的なシナリオをベースとした事業計画の評価

デロイト トーマツ グループは独自に収集したマクロ経済に関連するストレス事象に関する最新情報や過去のイベントから抽出したパターンを活用し、蓋然性が高いと考えられる複数のストレス・シナリオを作成し、メンテナンスを行っています。

このストレス・シナリオによるマクロ経済指標の将来予測値をベースとして、貴社における潜在的市場規模や、製造コスト等、事業計画に必要となるKPIの推計を行うことが可能です。

推計したKPIを利用して、シナリオ毎の収益に与えるインパクトを分析することにより、事業計画の蓋然性の評価を行うことが可能となります。

論理的なシナリオをベースとした事業計画の評価

マクロ経済指標等をベースとしたKPIの推計

事業計画の前提となる売上や製造コスト、人件費といった主要なKPIに影響を及ぼすリスクファクターを整理したうえで、それらのリスクファクターとマクロ経済指標との相関関係を統計的手法やその他の手法を利用して分析することにより、KPIの推計を行います。

リスクファクターとしては、原材料の相場や人件費単価といった定量化が可能なリスクファクターと、競合他社の進出状況や商習慣の変化等、定量化が困難なリスクファクターが想定されますが、これらのうち、重要度の高いリスクファクターを選定することが重要なポイントとなります。

市場規模推計のイメージ(中国における建設業を例とした場合)

リスクアペタイトと整合した事業運営

経営による投資判断を行うにあたっては、株主の期待を踏まえた、最低限の目標リターンを決定すると共に、顧客や監督当局といった株主以外のステークホルダーの期待を前提とした場合に許容できるリスク(リスクアペタイト)を決定しておき、この範囲で事業をコントロールすることにより、投資判断の最適化を図ることが可能となります。

プロフェッショナル

大山 剛/Tsuyoshi Oyama

大山 剛/Tsuyoshi Oyama

有限責任監査法人トーマツ パートナー

有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センター センター長。パートナー。GFSIリスクアンドキャピタルマネジメント アジア・パシフィックリーダー。大手金融機関に対するリスク管理に係るさまざまなアドバイザリーサービスを提供。2008年まで日本銀行に勤務。金融機構局で、大手金融機関考査やリスク管理高度化、バーゼルⅡ実施の業務に携わる。 2009年1月よりGARP(Global Association... さらに見る

勝藤 史郎/Shiro Katsufuji

勝藤 史郎/Shiro Katsufuji

有限責任監査法人トーマツ ディレクター

リスク管理戦略センターのディレクターとして、ストレス関連情報提供、マクロ経済シナリオ、国際金融規制、リスクアペタイトフレームワーク関連アドバイザリーなどを広く提供する。2011年から約6年半、大手銀行持株会社のリスク統括部署で総合リスク管理、RAF構築、国際金融規制戦略を担当、バーゼルIII規制見直しに関する当局協議や社内管理体制構築やシステム開発を推進。2004年から約6年間は、同銀行ニューヨー... さらに見る