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Audit Analytics : Compass

膨大で複雑な連結グループ間取引を視覚化し、相互関連性や時系列変化を瞬時に把握する

全体像をより正確に理解し、リスク評価の精度を上げる

連結財務諸表監査を行う上で、複数の企業により構成される連結グループ間の取引を正確に理解・検証することは不可欠です。これまでは、膨大な項目をもつ表形式の取引データから、各会社間の取引を理解し、さらにその中からリスクある取引や重要な取引を認識するために、データの加工と解釈に多くの時間を要してきました。そこでトーマツは、連結グループ間取引を視覚化し、個々の取引を検証できるAudit Analytics ツール 「Compass」を開発しました。本ツールの活用により、監査人は連結グループ間取引のリスク評価に集中し、より効果的な検証を行うことが可能になります。

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Compassの機能

Compassは、連結グループ間の取引の有無、取引規模の多寡、取引規模の増減を円の大きさや線の太さ、色によって表現します。さらに、仕訳項目、取引金額、対前期増減率、事業セグメント、自動・手動仕訳等、被監査会社の特性、等に応じたフィルタリング機能により、監査人が想定するリスクに応じた検討を可能にしています。

本ツールの利用に際しては、連結財務諸表を作成する過程で生成される仕訳データを利用するため、被監査会社への追加の負担がなく利用できます。

Compass描画例
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リスクの高い取引に焦点を当て、合理的な検証を可能に

Compassでは、監査人が事前に想定している取引事項と実際のデータに相違があった場合、取引の詳細まで追うことが可能なため、よりリスクにフォーカスした検証が可能です。

例えば、「事前に識別していない子会社間で、多額の取引が新たに発生している」「監査人の想定を遥かに上回る取引の増減がある」といった事象を、膨大な取引の中から容易に識別し、勘定詳細データで実際の数値を確認することが可能です。また、わかりやすい図とデータによる裏付けを活用することで、被監査会社とのコミュニケーションにおいて、より深い議論の素材として役立てることができます。

フォーカスした検証
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この記事のプロフェッショナル

外賀 友明/Tomoaki Geka

外賀 友明/Tomoaki Geka

Audit Innovation部長 有限責任監査法人トーマツ パートナー

2001年に有限責任監査法人トーマツに入社後、大手食品メーカーや小売業等の上場会社の監査業務に従事。監査にアナリティクスを導入し、多大な成果を上げているシドニー事務所からノウハウを学ぶため、2012年シドニー事務所派遣。帰国後、事務所全体へのアナリティクスやAIの導入・展開を図るAudit Analytics PJに立ち上げから参画、リードしている。 公認会計士... さらに見る