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研究開発の生産性向上への取組み

グローバル調査結果に基づく日系企業への示唆

デロイトが実施した調査によると、グローバルメガファーマにおける研究開発の生産性は低下の一途を辿っており、日系製薬企業にも同様の傾向が認められる。本稿では、研究開発の生産性の改善に向け、日系企業に求められる取り組みを考察する。

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研究開発の生産性向上への取組み

デロイトが実施した調査によると、グローバルメガファーマにおける研究開発の生産性は低下の一途を辿っている一方で、特定の疾患領域にフォーカスしたスペシャリティファーマでは、生産性が相対的に高いという結果が得られている。日系製薬企業に目を向けると、グローバルメガファーマと同様、生産性の低下が見受けられる。このような状況を受け、日系企業はどのように活路を見出せば良いのだろうか。
本稿では、デロイトのグローバル調査から得られた研究開発の生産性に関わる影響要因について紹介した上で、そこから得られる日系製薬企業への示唆を検討するとともに、我々が日系製薬企業と対話する中で得た気づきに基づく生産性向上に向けた取り組みを提言したい。具体的には、「意思決定の迅速性/効率性の追求」「科学・技術を起点とした選択と集中」「研究開発機能の見える化とリストラクチャリング」の3点である。これら自体は既にコンセプトとして浸透しつつあるものの、目に見える成果には至っていない。だからこそ、結果が出るまで着実に、覚悟を持って取り組み続けることが、いま求められているのではないだろうか。

(PDF,804KB)
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