九州発の地域振興と国際協力を重視し、研究開発と人材育成を行う
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 西日本事業部 西日本アドバイザリー 福岡事務所
マネジャー
シンクタンクからの転職/スタートアップ企業支援
2017年8月入社
※役職・内容はインタビュー当時のものになります
Q.現在の仕事内容はどういったものですか。
A. 九州を中心に、研究開発型スタートアップ支援、クロスボーダーのオープンイノベーション支援、大学・高等専門学校(高専)の技術による国内外の社会課題解決プログラム企画・運営など、科学技術イノベーションとグローバルを軸に活動しています。
例えば、JICA(国際協力機構)と高専と連携して実施している、全国の高専生の技術とアイデアでアフリカの社会課題の解決に取り組むプログラムにおいて、2019年開始当初からプログラム全体の企画とマネジメントを担ってきました。このプログラムは2023年「第5回日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞」(内閣府主催)を受賞しました。
ルワンダにおいては、九州の大学等と連携して、宇宙分野の人材育成や、ルワンダ国立大学に航空宇宙工学科を作るサポートをしています。また、モンゴルでは、現地のFintechやAI分野等のスタートアップと日本企業・投資家とのビジネスマッチングなども行っています。
Q.有限責任監査法人トーマツに入社したきっかけ、経緯を教えてください。
A. 東京の大学で統計や社会調査、大学院で都市計画を学び、建設コンサルティング会社のシンクタンクに就職しました。東京を拠点に、アジアやアフリカの7カ国で現地政府の産業振興・資源経済・投資促進・中小企業及び環境向け金融などに係る調査・政策立案・実施を行い、インフラやプラントの輸出支援にも従事。年の半分を海外に出張する生活で、いろいろな国のために仕事をすることにやりがいを感じていました。一方で、30歳になったタイミングで、自分の思い入れのある土地で新しい産業を作る仕事がしたいという思いが強くなり、生まれ故郷の福岡にUターン。有限責任監査法人トーマツでは地域に新たな産業を作るベンチャー支援業務ができて、行政と仕事をすることも多いと知り、自分の経験を生かせると思い入社を決めました。
Q.有限責任監査法人トーマツに入社してよかったこと、現在の所属組織で働くことの魅力を教えてください。
A. このチームには「九州でイノベーションエコシステムを構築する」という明確なビジョンがあり、私の入社後も様々な分野の人材が集まり、どんどん勢いが増しています。多様な専門性を持つメンバーをリスペクトして、チャレンジを後押しする受容性の高さや応援し合う姿勢が魅力です。
Q.今後のキャリアプラン、ビジョンをお聞かせください。
A. 最近の私のテーマは、地理的・分野的・手法的なフロンティアでイノベーションを創出することです。そのために、これらの領域を越えた人的交流を生み出したいと考えています。人口が減少する日本において、日本国内や日本人だけでイノベーションを創出したり、経済成長を実現することは難しくなるでしょう。しかし、例えば大学等の研究や科学技術などをフックにして、国内外の様々な分野の人たちとつながっていくことで、日本の成長はもちろん他国と共に成長していく世界観を創ることができると信じています。
また、東京から福岡へUターンしてきた身として、今はまだあらゆる仕事が東京に集中していますが、地方で自由度の高い暮らしをしながらも、海外とつながって面白い仕事ができることを体現していきたいです。
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