九州・アジアイノベーションエコシステムの構築と発展に向けて
■パートナー
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 西日本事業部 西日本アドバイザリー 福岡事務所
2022年7月入社
■シニアマネジャー
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 西日本事業部 西日本アドバイザリー 福岡事務所
2020年2月入社
※役職・内容はインタビュー当時のものになります
西日本アドバイザリーが目指す世界とは何か
西日本アドバイザリーのチームをリードするパートナーとシニアマネジャーが、チームの成り立ちと、チームの目指す方向性について語り合いました。
Q.西日本アドバイザリーの部署がどうやって生まれたのか教えてください。
パートナー(以下「P」):もともとは有限責任監査法人トーマツからスピンオフして、1997年にトーマツ・ベンチャーサポート株式会社(現デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社)が福岡で立ち上がりました。日本国内でも先駆け的な存在で、デロイト トーマツ グループのベンチャー支援の動きは福岡から広まったのです。
私は佐賀出身で、公認会計士として当法人に入りました。福岡事務所でキャリアを積む中でベンチャーやスタートアップの人と話していると、自分たちにできることがたくさんあると気づきました。そこで監査業務の傍ら、全国のスタートアップのイベントを回りつつ、九州のスタートアップを支援することで大変喜んでいただき、より一層やりがいを感じるようになりました。現在は、西日本アドバイザリーという部署を作り、20名超のメンバーで成長志向のある企業を全力でサポートしています。
シニアマネジャー(以下「SM」):大分で中小企業の専務として苦労しながら働く父の姿を見て育ち、中小企業を支援する仕事を志すようになりました。公認会計士と中小企業診断士の資格を取って有限責任監査法人トーマツに入社し、数年後に自ら希望して福岡事務所へ。監査ではなく、地方のベンチャーや中小企業のサポートをしたいと思い、前のめりで業務に邁進してきました。
Q.チームのミッションを教えてください。
P:私たちは、「世界規準の地域価値を共創する」(チームミッション)ために、まずは「地域の挑戦者が多様な選択肢と機会に出会える世界を実現する」(チームビジョン)ことを目指しています。例えば、挑戦者の代表格であるベンチャー企業は、地域において経済の新陳代謝を促し、新たな産業や雇用といった価値を生み出す役割を果たします。他にも中小企業や自治体の方、学生の皆様など「自分たちの住む地域がこうなったらいいな」「こんなことができないかな」と地域に想いを持って行動する挑戦者こそが、地域の未来と価値を創っていくと考えています。
私達はそのような挑戦者と共に、世界に胸を張って自慢できる地域の価値を一緒に創りたいと考えています。
はじめは会計士ばかりのチームでしたが、7年ほど前から多様な専門性を持つメンバーを採用しています。現在もデザイナー、エンジニア、デジタルマーケティングなど、地域企業の成長に必要なスキルセットを持つメンバーを募集しています。もちろん個々のスキルも重要ですが、チームビルディングにあたって最も大事にしていることは、地域を本気で盛り上げたいという熱い思いを持っているかどうか、正しいことをみんなで楽しみながらチャレンジができる文化や環境が作れているかだと考えております。
SM:ベンチャー企業に限らず、未来に向けて現状を打破したい、地域を良くしていきたいなどの思いを強く持つ挑戦者の方々をチーム伴走型で応援しています。企業という点の応援だけではなく、地域や産業に広く関わる官公庁や各種協会・団体の方々と連携した面での取り組みも多くあります。私たちのチームは、上からアドバイスをするのではなく、あくまでも共に悩み考え行動し、一緒に汗をかくスタンスが特徴です。母体のグループにはあらゆる分野のプロフェッショナルがそろっているのに加えて、組織の枠を超えて九州を良くしていこうという数多くの同志とつながっているため、最高のチームで企業や地域が抱える課題に対して深く入り込むことができるのではないかと思っています。
Q.チームの活動エリアは主に九州の地域が対象になるという理解でよろしいでしょうか。
SM:長期的には全国地域と世界なのですが、中期的には九州及び中四国地域、そしてアジアを対象としています。もちろん限定しているわけではなく、実際には現在もアフリカのプロジェクトなども動いているのですが、まずは地域から東京を目指すのではなく、アジアを目指せる流れを作れたらと考えています。
九州でいえば、昔からアジアと経済的な連携をしようというビジョンを多くの人が掲げてきました。今こそそれを実現するチャンスで、当法人グループはアジア各国に事務所があり、多くのネットワークとクライアントを抱えているので、私達のチームは旗振り役として多くの貢献ができると考えています。これらを、志を同じくする地域の挑戦者と一丸となってやり切りたいです。
近年は地域に拠点を移したり、移住する人が増えていますが、その理由が「地域でビジネスをする方が圧倒的に成長できるから」「この地域に来たらアジア単位のビジネスができるから」と言われるようになりたいです。
P:地域のスタートアップと海外の投資家のマッチングをはじめ、アジアとつながって動くプロジェクトが確実に増えてきています。2033年までには、アジアと地域の経済的密度を高め、創造と変革を望む地域の挑戦者が、アジアレベルで活動するための多くの選択肢と、事業機会を創る。地域企業が進出可能なマーケットエリアと狙える市場規模の拡大を図り、アジアから選ばれるための世界規準の価値を地域に創出することを目指しています。地域とアジアが一体の経済圏になり、シームレスにつながる世界観は面白く、本気で目標に向かっています。
Q.どのようなチームを目指していますか?
P:私が最も大事にしているのは、個人のやりたい思いと組織のやりたい思いが一致するかどうかという点です。私たちのチームは地域軸が最上段にあり、その上で自分がやりたいことをこの組織を使って実現してほしいと思っています。個人のWillを成し遂げるために、このチームでやったほうがより早く・より大きくできることが理想です。一人ひとりがWillに向かって能力と個性を発揮することでチームの力が最大化して、より良いチームになれば地域も活性化するという好循環を生み出していきたいです。
Q.最後に、今後の構想を聞かせてください。
SM:私たちのチームは大規模な組織の中でスタートアップ的な動きができる唯一の部隊です。会社の利益優先で考えると、どこの会社も誰もやらないプロジェクトでも、私たちはそれが地域にとって必要なことであれば、何としてでもやり遂げる覚悟を持っています。ありがたいことにそうした考えに共感頂き、プロジェクトも年々増えてきているため、2024年4月から新しい体制で新事業を複数展開しています。
P:これからもっともっと九州の経済を活性化し、アジアとつながり、ひいては世界へと打って出るためには、九州という地域に熱い思いを持つ人たちの力が必要です。ぜひ私たちのチームの仲間になり、一緒にチャレンジしませんか。
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