お知らせ

デロイト トーマツ、KindAgentと障がいのある学生・既卒者向けにデジタル人材育成インターンシッププログラムを開発

約5カ月にわたり、デジタル人材育成から実践までの3ステージを完全オンラインで提供

2023年4月13日

デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一)は、KindAgent株式会社(東京都千代田区、代表取締役:茅原亮輔)の支援の下、障がいのある学生や既卒者向けにデジタル人材育成と就労支援を行う、インターンシッププログラム「Diverse Abilitiesインターンシッププログラム」を開発し、その参加者を4月20日まで募集しています。

本Diverse Abilitiesインターンシッププログラムは、約5カ月にわたり基礎的なデジタルスキルのインプットからデロイト トーマツ グループでの実践までの3ステージを完全オンラインで提供する独自の取り組みです。様々な障がいの特性を理解した上でそれぞれの個性にも配慮する中長期的な人材育成を目指しており、日本全国から参加が可能です。また、プログラム受講後は、正式な選考を経て、デロイト トーマツ グループにて就業頂くことも可能です。

発達障がいのある人は発達特性によるコミュニケーションの不得手さや本来の能力を発揮をする要件の個別性などから業務経験を得ることが困難な傾向にある一方で、パターン認識、記憶、数学といった分野で突出した能力を発揮することもあり、近年、デジタル領域でのポテンシャルが指摘されています。身体障がいのある方も、現代の社会においても尚、その障がい特性から就職先が限られることがあり、より一層社会で活躍する可能性を秘めています。また、障がいのある方々の就職やスキルアップの機会の地域差も課題となっています。

このような現状認識の下で、デロイト トーマツとKindAgentは、日本企業が競争力を強化していくために必要なデジタルトランスフォーメーション(DX)の領域で、障がいの有無に関わらず中長期的な視点で人材を育成していくことが、今後の日本に必ず良い影響を及ぼすと考え、本プログラムを展開しています。

■「Diverse Abilitiesインターンシッププログラム」の特徴

3ステージの段階的なIT学習プログラム

1stステージでは、オンラインIT学習プログラムを受講してデジタル人材としての基礎を身に付けます。実習が主となる2ndステージでは仮想プロジェクトにおいて体験を積みます。インターンシッププログラムの終盤となる3rdステージでは、デロイト トーマツ グループに配属されてのOn the Job Training(OJT)により実践的なスキルを磨いていきます。また、1stステージ、2ndステージではディスカッションを含めたキャリア教育もプログラムに組み込み、学習したツールを将来どのように生かせるなどを意識しながら学びます。さらに、講師がそれぞれの障がい特性や個性を尊重しながら、面談による定期的な学習サポートを行います。

医師・心理士によるカウンセリングや、心理教育を含むセルフケアトレーニング

プログラムの期間中、専門医あるいは心理士が定期的にカウンセリングやICTツールを用いて状態を把握し学習のサポートをしていきます。また、安定的に働いていくためのメンタルヘルスケアに関する心理教育をカリキュラムに組み込み、参加者は、自らの特性を理解し、受容した上で対処することを学んでいきます。プログラム全体を通して、自分らしく働いていくために大切なメンタルケアの素地を養うこと、さらには「将来のありたい姿を描く力」を獲得することを目指します。

完全オンラインでのプログラムの提供とデロイトトーマツでの就労機会

完全オンラインのため、首都圏以外に在住でITスキルを学ぶチャンスがない方にもおすすめです。プログラム受講後は、正式な選考を経て、日本最大規模のプロフェッショナルファームであるデロイト トーマツ グループでリモートワークで就業頂くことも可能です。

デロイト トーマツでは、本インターンシッププログラムでの取り組みや卒業生を通して、グループ全体での障がいやインクルージョンに関する理解を高め、障がいを障害と捉えるのではなく、個性・多様性と捉えることができる風土を醸成し、ビジネスの成長戦略に活かせる姿を目指しています。

デロイト トーマツ グループのDiverse Abilities Internship Programの概要
クリックまたはタップすると拡大版をご覧になれます

デロイト トーマツの取り組み

デロイト トーマツは、2021年4月にThe Valuable 500に加盟し、障がいのあるメンバーの活躍推進に取り組むことにコミットしています。2022年には、障がい者のインクルージョンをリードしている組織を表彰する「Disability Matters Asia-Pacific 2022」において「Workplace」部門で受賞しました。障がいのあるメンバーはグループ法人のトーマツチャレンジド株式会社(以下、トーマツチャレンジド)やデロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社を中心に、280名超が在籍(2023年4月現在:障がい者手帳を保持し開示するメンバー)しており、2か年経過の定着率はグループ全体で96.7%と高い水準を保っています。

特に、有限責任監査法人トーマツの特例子会社であるトーマツチャレンジドでは、2006年から障がいのあるメンバーの活躍推進に取り組んでいます。知的障がいを伴うあるいは伴わない発達障がいの特徴のあるメンバーも多く所属しており、それぞれの強みを活かした活躍を支援、育成してきた実績があり、グループ全体の障がい者活躍推進の中枢を担うとともに、グループの様々なメンバーと連携しながら知見を発信しています。トーマツチャレンジドでは、2023年4月よりショートタイムワークを希望する方に向けて、段階的なトレーニングを取り入れながら長期的に育成していくプログラム(プレ雇用プログラム)の実施も開始しています。
 

KindAgentの取り組み

障がい者や働く事に工夫が必要な方の雇用に、誠実でクリエイティブな発想を取り入れ、雇用する企業と求職者双方の課題解決に繋がる雇用の在り方を提案しています。「障害者や働く事に工夫が必要な方を雇用する企業に、熱心に・誠実に向き合う」「働く事に困難を抱えるあらゆる個人に、親切に・誠実に向き合う」「『障害者雇用率』のみが採用・雇用の理由にならない、“誰もが就業を通じた自己実現を目指せる社会の実現」を軸にサービスを提供しています。

 

Diverse Abilities Internship Programの詳細、募集要項・募集ページはこちらから
https://www.kindagent-internship-program.com/internship-dt

<報道機関の方からの問い合わせ先>

デロイト トーマツ グループ 広報担当 菊池
Tel: 03-6213-3210  Email: press-release@tohmatsu.co.jp

デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイト アジア パシフィック リミテッドおよびデロイトネットワークのメンバーであるデロイト トーマツ合同会社ならびにそのグループ法人(有限責任監査法人トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ税理士法人、DT弁護士法人およびデロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社を含む)の総称です。デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市以上に約1万7千名の専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細はデロイト トーマツ グループWebサイト(www.deloitte.com/jp)をご覧ください。

Deloitte(デロイト)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(“DTTL”)、そのグローバルネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびそれらの関係法人(総称して“デロイトネットワーク”)のひとつまたは複数を指します。DTTL(または“Deloitte Global”)ならびに各メンバーファームおよび関係法人はそれぞれ法的に独立した別個の組織体であり、第三者に関して相互に義務を課しまたは拘束させることはありません。DTTLおよびDTTLの各メンバーファームならびに関係法人は、自らの作為および不作為についてのみ責任を負い、互いに他のファームまたは関係法人の作為および不作為について責任を負うものではありません。DTTLはクライアントへのサービス提供を行いません。詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください。

デロイト アジア パシフィック リミテッドはDTTLのメンバーファームであり、保証有限責任会社です。デロイト アジア パシフィック リミテッドのメンバーおよびそれらの関係法人は、それぞれ法的に独立した別個の組織体であり、アジア パシフィックにおける100を超える都市(オークランド、バンコク、北京、ハノイ、香港、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、メルボルン、大阪、ソウル、上海、シンガポール、シドニー、台北、東京を含む)にてサービスを提供しています。

Deloitte(デロイト)は、監査・保証業務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、税務、法務などに関連する最先端のサービスを、Fortune Global 500®の約9割の企業や多数のプライベート(非公開)企業を含むクライアントに提供しています。デロイトは、資本市場に対する社会的な信頼を高め、クライアントの変革と繁栄を促し、より豊かな経済、公正な社会、持続可能な世界の実現に向けて自ら率先して取り組むことを通じて、計測可能で継続性のある成果をもたらすプロフェッショナルの集団です。デロイトは、創設以来175年余りの歴史を有し、150を超える国・地域にわたって活動を展開しています。 “Making an impact that matters”をパーパス(存在理由)として標榜するデロイトの約415,000名のプロフェッショナルの活動の詳細については、(www.deloitte.com)をご覧ください。