お知らせ

キックオフイベント開催レポート

イノベーションリーダーズ育成プログラム『埼玉 Sports Start-up (SSS) 』 

2018年8月21日に行われたイノベーションリーダーズ育成プログラム『埼玉 Sports Start-up (SSS)』キックオフイベントの模様を、プログラムテーマ発表の内容と共に紹介します。

開会のご挨拶

埼玉県産業労働部副部長 石川 英寛 氏
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基調講演「『Jリーグをつかおう!』のねらい」

Jリーグチェアマン 村井 満 氏
▶ 動画

Jリーグの村井満チェアマンより、Jリーグの理念の一つ「豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発達への寄与」に着想を得た『Jリーグをつかおう!』の取り組みについて講演いただきました。Jリーグの持つアセットを活用することで、ベンチャー企業やNPO等が何ができるのかについて、これまでの事例を中心に解説いただいたうえで現在進行中の「社会連携プラットフォーム構想」について紹介いただいています。

パネルディスカッション「スポーツ×ベンチャー×地方創生」

Jリーグチェアマン 村井 満 氏
栃木サッカークラブマーケティング戦略部長 江藤 美帆 氏
楽天株式会社 楽天大学学長 仲山 進也 氏
早稲田大学スポーツ科学学術院教授・スポーツビジネス研究所所長 間野 義之 氏

▶ 動画 


スポーツビジネス界の第一人者である4名のパネリストの皆さまに、今後ベンチャー企業がスポーツにどのように関わる事ができるのか、またスポーツビジネスがどのように地方創生に貢献することができるのか、そして今回のプログラムにどのようなことを期待するかという3トピックについてコメントを頂戴しました。

 

3クラブ・球団共通、地域の課題

埼玉県産業労働部産業支援課 課長 藤田 努 氏


テーマ:クラブ・球団が身近にあることによる、埼玉県への愛着の向上

例えば、

  • ライトファンが楽しめる新たな観戦体験の提供 
  • ファンにより喜んでもらうためのWeb・SNSの活用方法
  • 県内3スポーツクラブ・球団の連携強化を通じた県内の盛り上げ

 

テーマ:スポーツ実施・観戦人口の増加による地域活性化

例えば、

  • 子供を中心としたスポーツ人口(する・みる両方)の増加

 

テーマ:クラブ・球団としての社会課題解決への貢献

例えば、

  • 学校訪問活動のメニューの充実や、地域のNPO団体との連携のあり方
     

浦和レッドダイヤモンズ

本部長(広報・ホームタウン担当) 畑中 隆一 氏
 

理念やこれまでの歩み等

  • 浦和レッズは、「Jリーグ百年構想~スポーツでもっと幸せな国へ~」に基づいて、今回、テーマを設定しました。
  • この構想には、「緑の芝生で覆われた広場やスポーツクラブを作ること」「サッカーに限らず全てのスポーツが楽しめること」「「する」「観る」「支える」スポーツを通じて世代を超えたコミュニティをつくること」の3つの基本的な考え方があります。
  • 日本では、これまでスポーツを学校や企業が支えてきましたが、このJリーグ百年構想では、地域がスポーツを支えるという「スポーツ文化の醸成」を目指しています。
  • 浦和レッズは、Jリーグ百年構想にある「する・学ぶスポーツ」・「観るスポーツ」・「支えるスポーツ」この3つの観点からテーマを発表します。

 

テーマ:「幅広い世代の健康増進とコミュニティ形成(する・学ぶスポーツ)」

子供から大人まで、世代を超えたコミュニティがスポーツ文化においては大切です。そのため、「する・学ぶスポーツ」という観点からテーマを設定しました。

例えば、

  • レッズランドを活用した地域コミュニティの形成
    2005年7月にオープンした、地域総合型スポーツクラブ「レッズランド」を活用して、地域のコミュニティをつくっていきたいと考えています。
  • レッズランドを活用した幅広い層がスポーツに触れる仕組みづくり
    レッズランドでは、サッカー、フットサル、ランニング、テニスのスクールなど、さまざまなスポーツのほか、農業体験等のプログラムも準備し、年間約9万人の方にご利用いただいています。土日は非常にたくさんの方にご利用いただいておりますが、平日も、地域の皆様のコミュニティ形成やたくさんのスポーツ体験に役立つよう、効果的にご利用いただきたいと考えています。そのためのアイディアを期待しています。

 

テーマ:「誰もが楽しめるスタジアムづくり(観るスポーツ)」

例えば、

  • 浦和美園駅から埼玉スタジアム2002までの歩道やスタジアム周辺広場において、来場者が行きも帰りもワクワクする仕掛けの導入
    埼玉スタジアムまでの1.5kmの道のりを歩きながら、楽しみを演出できるようなアイディアを期待します
  • 埼玉スタジアム2002での来場者がより楽しんでもらえる環境・サービスの提供
    浦和レッズの目指すスタジアムは、「安全・快適・熱狂的なスタジアム」です。
    スタジアムの中は、選手とサポーターのみなさんが演出する、「戦いの場」です。一方で、スタジアムの外は、子供からお年寄りまでが「色々な楽しみ方ができる場」です。外は楽しくて、中に入るとピリッとした試合モード、そのような「非日常空間」が我々のスタジアムの魅力です。今後は、WiFiスタジアム化等、施設も整備されていきますので、それらも利用しながら、スタジアム内外のイベントやサービスの提供等のアイディアを期待します。

 

テーマ:「街の人々とスポーツをつなげる仕組みづくり(支えるスポーツ)」

例えば、

  • 「レッドボルテージ」や「浦和サッカーストリート」などを活かした情報発信とコミュニティ活性化
    浦和サッカーストリートにあるデジタルインフォメーションウォール等を活用しながら浦和駅周辺の街とスタジアムをつなぐ企画等を期待します。
  • 住民とスタジアム来場者が共存共栄できる埼玉スタジアム2002周辺(浦和美園)の街づくりのアイディア
    スタジアムの周辺に住む人たちとスタジアムに来る人たち皆が、試合がある日も無い日も楽しく、幸せになるような街をつくろう、という考えのもとに「美園スタジアムタウン憲章」ができました。この考え方に沿って、例えば、試合日の交通渋滞の緩和のために公共交通機関の利用を促進する目的で、シャトルバス優先走行化の社会実験等に取り組んでいます。皆さまにも、憲章に基づいた、街づくりや事業のアイディアを期待します。

大宮アルディージャ

事業本部 ホームタウン推進担当 担当部長 望月 大亮 氏

理念やこれまでの歩み等

  • 大宮アルディージャは、今年で20周年を迎えます。これまでにご声援・ご支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
  • 大宮アルディージャの理念は、「スポーツを通じて夢と感動を分かち合える、より良い地域社会の実現に貢献すること」です。これは、サッカーだけでなく、スポーツを介して、夢や希望、感動、非日常体験を分かち合いながら、ホームタウンの皆様に明るく笑顔溢れることやものをお届けし、地域の活性、発展につなげ、元気になってもらいたい、という思いを込めています。
  • また、「未来をともに」という10年間のビジョンを提示しています。大きく3つの柱があり、「地域」「クラブ」「チーム」の3つの未来があります。「地域」はホームタウンそのもので、地域の活性、経済波及効果、地域人の育成を示しています。「クラブ」は会社とも読みクラブの中でのコンプライアンス、ガバナンス、その他オープンマインドでクラブのスタッフが地域の皆様と触れ合うこと等を示しています。「チーム」の未来はトップチームのことです。ユース、ジュニアユース、ジュニア、地域の少年団の皆様の汗と涙の結晶がこのトップチームに集まっています。

 

テーマ:「クラブパートナーや協力団体等との協業による地域への貢献」

例えば、

  • 100社を超えるアルディージャビジネスクラブメンバーのパートナーそれぞれの事業の広がりにつながる新たなサービス
    クラブパートナーは一般的にスポンサーと言われる方々のことで、現在150社の皆様にお支えいただいています。協力団体とは、地域の商店街、行政、経済団体等全ての方のことを指しています。協力団体やパートナー間のビジネスの拡大に関わる新たなサービス等について、アイディアを期待します。キーワードは、ビジネス、パートナー、課題解決、地域、協業などが考えられます。

 

テーマ:「地域の皆様との共創によるエリアブランディング」

例えば、

  • クリエイティブなエリアブランディングの仕掛けや企画、それを実施できる業務支援体制の構築や地域と共に取り組める新規事業提案
    Jリーグクラブには、人材不足やダイナミックに業容拡大するチャンスに巡り合う機会が少ないなどの課題感があります。一方で、我々は、大宮という地理的な高いポテンシャルも活かしつつ、地域の企業同士のマッチングや事業の発展等、地域活性化の役に立ちたいと考えており、そのためのアイディアを期待します。また、ホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮は様々な課題を抱えています。スタジアムのさまざまな用途、または新スタジアムの提案等も今回のテーマの中でご提案いただけたらありがたいとも思っています。キーワードは、クリエイティブ、ブランディング、業務支援(効率化)等が考えられます。

 

テーマ:「グローバルに開かれた地域づくりの実現」

例えば、

  • AI技術やIT技術を活用したお客様満足度の向上やグローバル化対応
    ラグビーワールドカップ、オリンピック、そしてJリーグでの外国籍選手枠の撤廃が議論されるなか、グローバル対応は必須です。業務支援ツールやAIの活用により、お客様満足度の向上や、観戦環境の充実、その他英語に限らずさまざまな言語、多言語対応ができたら素晴らしいと思っています。私たちは、日本のみならず、アジアでの活動が多くなっていることや、南米や東欧諸国の選手が在籍しています。それぞれの母国語で彼らを支援することもチームの躍進には必要不可欠です。こうしたアルディージャの活動を通じて、地域のグローバル化対応への一端を担うことができるのであれば、素晴らしいと考えています。キーワードは、最新技術、お客様満足、多様性への対応、グローバル化、多言語化、スポーツツーリズム、おもてなしなどが考えられます。

 

埼玉西武ライオンズ

事業部長 井上 純一 氏
 

理念やこれまでの歩み等

  • 大都市の中心に本拠地を持っている球団が多い中で、我々の目指すものは、地元埼玉に根付いたビジネスを展開していくということです。
  • その一環で、2008年に球団改革を行い、CRM等を活用してファンクラブの再構築を行いました。
  • 埼玉県内63市町村と「フレンドリーシティ」協定を締結し、町おこしへの協力を行っています。
  • 転入者の方にライオンズを知っていただくための取組み等、ライトファンの掘り起こしを実施しています。
  • 今年はL-FRIENDSというプロジェクトで、県内の公立小学校にベースボールキャップを配布したり、野球あそびを体験してもらう等の活動をしています。
  • こうした活動を通して、スポーツ振興に寄与したいと考えています。
  • テーマの設定に当たっては、たくさんの課題があるなかで、お客様アンケートの結果を反映させました。

 

テーマ:「地域住民共通の楽しみの場の提供」

例えば、

  • 観戦体験の「ストレスレス化」
    ストレスフリーにはなかなかできませんが、お客様が3~4時間過ごしていただく中で少しでもストレスを少なくすることについてアイディアを期待します。
  • フレンドリーシティでの、より住民に喜んでもらえる地域貢献活動の実施
    63市町村に住む方々を球団のファンにしたいという思いがありますが、我々の持つリソースと自治体・住民の地域振興活動へのニーズが必ずしも合っていない可能性があるので、そのことについてアイディアをいただきたいと思います。

 

テーマ:「企業や人々が社会課題解決に参加しやすい場の提供」

例えば、

  • 社会貢献意識の高い選手へのさらなる活動の場の提供および活動を行った選手のイメージアップ、選手の認知度の向上
    意識の高い選手達が社会貢献活動に取り組んでいます。活動の内容は様々ですが、例えば、子どもに対する活動の場合であっても、その親や関係者に対しても良い影響を与える等の機会を得ることができれば嬉しく思います。また、意識の高い選手の認知度向上に繋がれば、更に嬉しく思います。この点でアイディアをいただければと思います。
  • スポンサー企業が行う社会貢献活動への協力方法の提案
    スポンサーに対しては、現在露出広告中心の価値提供ですが、露出だけでなくスポンサーの皆さまの社会課題解決のニーズにも応えられるものを取り入れることができれば良いと考えています。例えば、メットライフドームでは5回裏終了後に「メットライフ・エクササイズ」というファン参加型のイベントを実施しています。ケガの事前防止や健康増進に熱心に取り組んでいるメットライフ社の思いと、我々のイニング間に楽しみを提供したいという思いを掛け合わせています。今後そういったものを増やしていくためのアイディアを期待します。

 

テーマ:「人々が生き生きと働くことのできる場の提供」

例えば、

  • クラブ、球団理念を実現するに当たって必要なクリエイティブな人材の確保
    アルバイトをはじめとした人材採用のオペレーションの効率化
    年間71試合を行う中で、アルバイト等の人材をシステマチックに採用できる仕組みを作ることを検討しており、その為のプラットフォーム等に関するアイディアをいただきたいと思います。

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