出版物

連結会計ハンドブック(第4版)

今、会計の世界では連結財務諸表にIFRS を強制適用する時期の問題で、大きなうねりが生じている。当監査法人の連結会計ハンドブック(第3版)は2007年7月に発行されたが、その後、IFRS とのコンバージェンス作業の関係もあり連結財務諸表に係る会計基準の改定がいくつか行なわれた。

主なものとしては、連結財務諸表に関する会計基準(企業会計基準第22号)の作成、連結範囲に関する日本公認会計士協会の実務指針である監査委員会報告第60号を、事実上企業会計基準委員会が引き取る形で改めて整理し直した連結財務諸表における子会社及び関連会社の範囲の決定に関する適用指針(企業会計基準適用指針第22号)の作成などがあるが、その他にもIFRS とのコンバージェンスに向けた種々の会計基準の手直しが行なわれている。連結会計ハンドブック(第4版)は、2009年8月発行であるが、可能な限り連結財務諸表に係る会計基準の改正を織り込んだものとなっている。

これからも、IFRS の適用あるいはコンバージェンスに向かって会計基準は改正されていくことになるが、その中で決算は確実に毎年行われる。最新の参考文献を手元に置いて決算作業を行うことが必要である。

 

書名

連結会計ハンドブック(第4版)

出版

中央経済社

編者

有限責任監査法人トーマツ

価格

本体9,400円+税

出版

2009年8月

ISBN

978-4-502-29290-3

 

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