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実務解説 退職給付会計 改正基準での退職給付会計・退職給付債務への対応

2012年5月に企業会計基準委員会より「退職給付に関する会計基準」及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」が公表されました。今般の改正は国際財務報告基準(IFRS)へのコンバージェンスを強く意識した内容となっています。

本改正は、会計処理及び開示に関する事項に加えて退職給付債務の計算方法の数理に関する事項も含まれています。数理に関する事項に関しては、IFRS における退職給付に関する会計を取り扱う国際会計基準第19号(IAS 第19号)「従業員給付」との差がほとんどなくなりましたので、将来のIFRS 適用の可能性も踏まえ各企業で対応を考えなくてはなりません。

本書では、退職給付会計の数理実務、そのなかでも特に重要な「退職給付見込額の期間帰属方法」と「割引率」を中心に解説しています。退職給付会計の処理を行う上で最低限知っておくべきこと、計算受託機関の年金数理人やアクチュアリーとディスカッションする上で知っておくと役立つことを中心に解説しています。

【目次】
第1章 退職給付会計とは
第2章 確定給付制度の会計処理と開示
第3章 退職給付債務と退職給付見込額の期間帰属
第4章 割引率
第5章 その他の計算基礎
第6章 調整計算・補正計算
第7章 資産上限
第8章 簡便法

書名

実務解説 退職給付会計 改正基準での退職給付会計・退職給付債務への対応

出版

清文社

編者

有限責任監査法人トーマツ

価格

本体2,400円+税

出版

2013年9月

ISBN

978-4-433-57333-1

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