UPDATE EARTH 2024 のEVカート遠隔操作イベントに技術提供を行いました ブックマークが追加されました
3/2(土)に群馬県前橋市で街を舞台としたイノベーション体験イベントであるUPDATE EARTH 2024 ミライ MATSURI@前橋が開催されました。イベントではEVカートを遠隔操作するセッションが披露され、当研究所が開発した遠隔制御システムが利用されました。
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所では、サイバーセキュリティに関する研究開発に加えて、新興技術に関する技術開発、ソリューション開発および技術支援に携わり、潜在的な価値の発掘に取り組んでいます。本プロジェクトでは、デジタルツインやAI、 5G等を組み合わせた新しい技術の社会実装や知見の獲得を通じて、モビリティの新たな価値の創造を目指します。
EVカートの遠隔操作を行う参加者の様子
本イベントにおいて、当研究所はEVカートを遠隔から制御するためのコアとなる制御・通信技術の開発・提供を行いました。スマートフォンやハンドルコントローラの操作情報を処理・変換し、EVカートに搭載したモーターに出力する処理を開発することで、遠隔からEVカートを運転・制御する仕組みを実現しました。将来はEVカートの操作情報やLiDARセンサ・カメラ等を組み合わせたAI学習により、EVカートの自動運転化を実現します。
EVカート遠隔操作時のスマートフォン画面
デロイト トーマツ サイバー合同会社所属。大学時代に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同研究に従事。2005年より大手ITメーカーにてインフラ専門SEとして、大規模システムの提案から設計・構築・運用に至るまで経験。 2009年よりセキュリティ専門会社に入社し、サイバーセキュリティに関する製品開発や多数の大規模国家プロジェクトの研究員およびプロジェクトマネージャーを担当。同時に、緊急時のインシデントレスポンス対応も行う。また、国内外のセキュリティカンファレンスにて広く研究発表も行う。 2015年より研究所を率いて新たなコア技術の研究開発や、サイバー攻撃の分析に従事。開発したソリューションのデリバリーや緊急時のインシデントレスポンス、インシデント検証委員なども担当。総務大臣奨励賞を受賞。