女子高校生向けSTEAM教育プログラム in 日本大学理工学部 ブックマークが追加されました
デロイト トーマツ グループのWomen in Techは、2024年10月13日(日) に高校1、2年生の女子生徒を対象にSTEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)教育の一環としてプログラミングや数学的思考を楽しく学べる「Smart Factory Believers Program」を、日本大学理工学部のイベント「女子高校生向け CST×DREAMプログラム」にて実施いたしました。
今回の「Smart Factory Believers Program」は高校1、2年生の女子生徒(計11名)を対象に、日本大学理工学部の大学生スタッフ(計5名)と共に開催しました。本イベントでは、組み立て式のローバー(Smart Rover Kit)を使ったプログラミング体験を通して、プログラミングや数学的思考の楽しさを学びました。
実習では、「色検知」と「ボタン検知」のプログラムを用いて、センサーが検知した色やボタンに応じて、ローバーの動きを制御できることを体験しました。二つのプログラムで学習した内容を利用し、各チーム対抗のレースを行いました。生徒たちは早くゴールに辿り着くために、試行錯誤しながらプログラムを修正し、白熱したレースとなりました。
「Smart Rover Kitの機能を活用して課題を解決する」をテーマに、機能の振り返りから始め、身近な課題とその解決方法を各チームで分かれて議論を行いました。例えば、視覚障がいのある方が交差点を渡る際に危険を感じた経験から、「カメラで信号の色を検知し、白杖や補聴器へ音・振動を鳴らすことで安心・安全な歩行者の交差点の横断を目指す」などのアイデアが出ました。 日本大学の教授からは、「白杖に振動がいく仕組みは既に存在するが、それを超えるアイデアがあって素晴らしい。ぜひ実現して欲しい」と評価を頂きました。
プログラム終了後、生徒たちからは「プログラミングの面白さを知ることができた」「大学生と話す機会を得て、理工学部で学ぶことが楽しみになった」などの感想が寄せられ、大学生スタッフからも「プログラムを通して、理系に興味を持ってくれる子が増えるのではないか」「大学生が思いつかなかったことを高校生が思いつき、プログラムを一緒に考えていく過程が面白かった」といった前向きなコメントを頂きました。
今回のイベントを通じて、高校生がプログラミングや理系分野に関心を持ち、プログラミング・課題解決の楽しさを体感してくれたことを嬉しく思います。Women in Techでは、今後も高校生に限らず、子どもたちがプログラミングや数学的思考に親しみを持てるよう、「Smart Factory Believers Program」を全国に広げていきたいと考えています。
※Smart Rover Kitは、Deloitte @ Wichitaの最先端生産ラインで製造されたスマートファクトリーによって提供されるもので、学生に STEM(科学、技術、工学、数学)教育を推進する学習体験を提供し、学習リソースを備えています。