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デロイト、IDC MarketScapeから「Worldwide Artificial Intelligence Services」のリーダーに選出

本情報は2023年6月12日にニューヨークで配信されたプレスリリースの翻訳版に日本からのコメントを加えており、当該加筆を除き日本語版と英語版に齟齬がある場合は、英語版を優先します。

2023年6月12日、米国ニューヨーク州ニューヨーク市 ― デロイトは、International Data Corporation(IDC)の調査レポート『Worldwide Artificial Intelligence Services 2023 Vendor Assessment』において、3年連続でグローバルリーダーに選出されました。IDCは、デロイトが持つインダストリーやテクノロジーに関するインサイトやコンピテンシーを提供する能力と、クライアントに成果をもたらすイノベーションの創出を支援する能力を評価し、デロイトをリーダーとして認定しました。

人工知能(AI)サービス市場を評価するにあたり、IDCは次のようにコメントしています。「企業は、収益や利益の拡大だけでなく、顧客満足度や業務効率、持続可能性、そしてプロセスのスピードと正確性を改善し、新商品や新サービスの発売に要する期間を短縮することができるAIソリューションにますます期待を寄せている。しかしAIソリューションには、従業員のデータリテラシーの低さやテクノロジーに関する教育機会の欠如、技術的な複雑さ、エンドユーザーのサポートやAIシステムの維持におけるリソース不足、そしてセキュリティ、プライバシー、ガバナンス関連の問題など、依然として多くの課題が山積している。プロフェッショナルサービスファームが、AIをデジタルビジネス戦略に取り入れ、実装に適したソリューションを構築し、ROIを実現するための専門知識、スキル、ツールの重要な供給源であることに変わりはない」

Deloitte Global AI and Dataのリーダーを務めるCosti Perricosは、「IDCから3年連続でグローバルAIサービスリーダーに選出されたことを嬉しく思います。私たちは、クライアントや特別なエコシステムパートナーとの連携を通じて、デジタルエコノミーにおけるアジェンダを形成し、事業成果を上げることに特化した複雑かつ機能的なエンタープライズトランスフォーメーションを設計、提供しています」と述べました。ベンダーの選定基準について、同レポートには、「この調査では、IDCの調査対象企業全社の中から幅広いポートフォリオを有する世界的AIサービスプロバイダーの分析を行った。今回の評価は、サービスの規模や幅ではなく、各社の特徴を評価することを意図している」と記載されています。

Deloitte Global Consulting Emerging Marketsのリーダー Nitin Mittalは、「AIサービス/ソリューションのリーディングプロバイダーとして、デロイトは、クライアントが自社のAI導入を拡充し、具体的な事業成果を実現するための支援を行っています。また、企業がジェネレーティブAIを始めとする新たなディスラプターがもたらす変革の力やテクノロジーを用いて、最新かつ斬新なソリューションの開発、導入をすることを支援しています」とコメントしました。

また、Deloitte Consulting LLPのArtificial Intelligence Strategic Growth Offeringリード兼プリンシパル Irfan Saifは、「IDCによる今回の評価は、組織全体でAIを一体化することで得られるプラスの事業成果やROIを実現するためにクライアントが必要とする、戦略、スキル、経験、ツールを提供できるデロイトの能力を裏付けるものです。倫理的で信頼のおけるAIの実装を、責任を持って行う私たちの取り組みは、クライアントにとって、AIの潜在的なリスクやデメリットの低減に向けた正しい道を進むための“レール”の役目を果たします」と述べました。

日本のDeloitte AI Institute 所長の森 正弥は「現在、日本においてもAIによる変革とAIのガバナンスをどう両立させていくのかが、政府、公共機関、企業といったあらゆる組織および社会全般にとっての喫緊の課題となっています。デロイト トーマツは、その課題に対して、従前のクライアントのビジネスやサービスを強化するだけでなく、多様なステークホルダーに価値をもたらすための戦略の策定と実行、ソリューションの適用と基盤の構築、リスクの識別と適切な管理を支援しています。今回3年連続でIDCよりグローバルAIサービスリーダーとして選出されました。ですが、ここで歩みを止めることはありません。これからも様々なプロフェッショナルの知見を結集し、ビジネスパートナーとの連携も通して、クライアント組織全体のAI活用をサポートしてまいります。」とコメントしています。
 

その他のレポート内容

  • IDCのレポートにはほかにも、デロイトに関して以下の内容が記載されています。「主な強みは、サービス提供全体におけるアライアンスや戦略の幅広さ、プラットフォームを活用したデリバリー、クライアント企業への適応支援、ポートフォリオ、販売と流通、イノベーションと研究開発、そして従業員のスキルやリテンションの高さである。また、AIサービスによってクライアントを事業成果の実現に導くことができる強みも示した」
  • 「デロイトは、独自の戦略主導アプローチと、繰り返し利用可能なツール、フレームワーク、メソッドを組み合わせてAI導入をサポートすることで、デロイトのAIケイパビリティを世界中の主要な業界や事業領域などのあらゆる分野に提供している」
  • 「デロイトにとってDeloitte AI Instituteはこれまでと同様に、AIのソートリーダーシップや調査活動の中心を担うハブであり、デロイトが持つビジョンやインサイトのクライアントへの伝達や、学術、政策、スタートアップの各コミュニティとの連携、AIに関する斬新な調査を含め、様々な役割を果たしている」
  • 「デロイトは、ビジネスに関する独自の専門知識やテクノロジーケイパビリティと、NVIDIAなどのグローバルアライアンスパートナーを始めとするベンダーのテクノロジーを組み合わせることで、クライアントとイノベーションを共創している。最近では、SFL Scientificを買収し、AIに関する深遠な専門知識やエンジニアリングケイパビリティをクライアントに提供するためのジェネレーティブAIに特化した取り組みを立ち上げた」

 

IDC MarketScapeの概要

IDC MarketScapeで提供されるインサイトは、IDC MarketScape評価の原文を抜粋したIDC MarketScape Excerptの一部です。IDCのポリシーに則り、参加ベンダーのベンダーサマリープロフィールのみが、IDC MarketScape Excerptに掲載されます。評価に含まれる全サプライヤーのプロフィールにアクセスしたい方は、IDCまでご連絡ください。


IDC MarketScapeベンダー評価モデルは、特定の市場におけるICT (情報通信技術) サプライヤの競争適性の概要を提供するように設計されています。この調査手法では、定性的基準と定量的基準の両方に基づく厳密なスコアリング手法を使用しており、特定の市場における各ベンダーの地位を単一のグラフで示しています。IDC MarketScapeは、ITベンダーと通信ベンダーの製品とサービスの提供、機能と戦略、現在および将来の市場成功要因を有意義に比較できる明確なフレームワークを提供します。このフレームワークはまた、テクノロジーバイヤーに対して、現在および将来のベンダーの強みと弱みに関する360度の評価を提供します。


本プレスリリースで使用されている「デロイト」とは、Deloitte Touche Tohmatsu Limitedのメンバーファームおよびその関係法人を指します。