国際カンファレンス EuroUSEC 2023 に当研究所研究員の共著論文が採択されました ブックマークが追加されました
お知らせ
国際カンファレンス EuroUSEC 2023 に当研究所研究員の共著論文が採択されました
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(DT-ARLCS)
2023年10月16日から同月17日にかけて開催された国際カンファレンス European Symposium on Usable Security 2023 (EuroUSEC 2023)に、当研究所の研究員である野本一輝が共著の論文が採択されました。 本研究では、VRユーザのユーザブルな認証方法として指の動きを利用した新しいハンドジェスチャ認証方式 PinchKey を開発しました。ユーザビリティ評価の結果、System Usability Scale (SUS) score の中央値は 86.25 となり、SUS で定められた最高ランクAに相当する良好なユーザビリティを達成しました。
採択された論文
2023年10月
PinchKey: A Natural and User-Friendly Approach to VR User Authentication
学会・研究会:The 2023 European Symposium on Usable Security
著者:Mei Suzuki (Waseda University), Ryo Iijima (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology / Waseda University) , Kazuki Nomoto (Waseda University / Deloitte Tohmatsu Cyber LLC), Tetsushi Ohki (Shizuoka University / RIKEN AIP), and Tatsuya Mori (Waseda University / RIKEN AIP / NICT)
https://eurousec23.itu.dk/(外部サイト)
論文概要
本研究では、VRユーザのユーザブルな認証方法として、指の動きを利用した新しいハンドジェスチャ認証方式 PinchKey を開発した。PinchKey では、ユーザがVRデバイスをハンドジェスチャで操作する際に自然に行うアクションとして、二本の指を用いるピンチ動作を認証手段として採用する。PinchKey の認証精度の中央値は 93.8%、認証にかかる時間の中央値は 1.65秒であり、 高い精度で高速にユーザを認証可能な認証方法である。また、ユーザビリティ評価の結果、System Usability Scale (SUS) score の中央値は 86.25 となり、SUS で定められた最高ランクAに相当する良好なユーザビリティを達成した。
その他の記事
ソリューション開発
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(DT-ARLCS)が提供するソリューションサービスを紹介します。
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(DT-ARLCS) は、「研究開発」をもって未来社会に貢献する新たな価値を創造する専門家集団です。サイバーセキュリティに関するさまざまな課題に対して、研究者の自由な発想、斬新なアイディア、そして深い知識に裏付けられた確かな研究開発力により解決へ導きます。