お知らせ

UPDATE EARTH 2025においてデジタルツインと自動運転を体験するコンテンツを提供しました

デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(DT-ARLCS)

2025年3月15日、Deloitte Tohmatsu Innovation Parkで開催されたイノベーション体験イベント「UPDATE EARTH 2025」に当研究所は昨年に引き続き参加しました。今年は "デジタルツインが生み出す未来のモビリティ体験" と題したコンテンツを出展し、ラジコンを用いた自動運転や遠隔操作、リアルタイムに連携するデジタルツインといったモビリティ技術を多くの来場者に体験いただきました。

コンテンツの概要

フィジカル空間とサイバー空間を連携させることで、新しいモビリティの可能性を体感いただくコンテンツを提供しました。

① 自動運転:あらかじめ設定した目標点(ウェイポイント)に従ってラジコンが自動走行します。

②  遠隔操作:ラジコンに搭載したカメラの映像を見ながらラジコンを操作し、特設コースを走行します。

③ デジタルツイン:会場特設コース(フィジカル空間)を走行するラジコンが、サイバー空間上に再現されます。自動運転や遠隔操作と連動し、フィジカルとサイバーがシームレスに融合する瞬間を体験いただきました。

 

 

 

技術の詳細

自動運転システム

ラジコンに搭載したLiDARセンサにより自己位置推定し、Pure pursuitアルゴリズムによりラジコンのステアリングとアクセルを制御します。

 

ハードウェア構成

ラジコンは1/10スケールのシャーシをベースとしてコンピュータや各種センサを搭載しています。遠隔操作や自動運転の制御、ネットワーク処理を担うシングルボードコンピュータとしてJetson Orin Nanoを使用しています。

 

 

デジタルツイン

フィジカル空間を走行するラジコンの自己位置推定結果は、ROSを介してサイバー空間にリアルタイムに反映されます。サイバー空間ではソフトウェアとしてUnityを使用しています。

 

 

 

今後の展望

今後も当研究所では様々なイベントで継続的に技術提供を行うと同時に、本技術の活用による自動運転システムの高度化、デジタルツインならではの新たなレース体験の提供、EVカートを利用した自動運転の実現に取り組みます。

参考

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