ナレッジ

トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター(AIDC)

監査業務のトランスフォーメーション(高度化、標準化・効率化)による監査品質の向上を目指すため、標準的な業務を集中的に処理

有限責任監査法人トーマツでは、監査業務の「標準化」と、公認会計士以外の多様な人財の採用による新たな「働き手」の創出、そしてデジタル技術の活用による新しい「働き方」の実現により、監査業務のトランスフォーメーションをさらに推進し、高まるステークホルダーからの期待に応えられるよう監査品質の継続的な向上に努めています。

監査業務の標準化による監査トランスフォーメーションの推進

各監査現場で実施されている手続において、被監査会社ごとの個別対応が必要とされない基礎的な入力、チェック業務や機械的な作業を標準化し、それらの業務を監査チームに代わりAIDCが集中的に処理することで、全監査チームへ一貫した高品質な監査補助業務を、高い効率性で提供することを目指しています。これらにより、公認会計士等の有資格者が高度な判断業務や被監査会社とのより深度のあるコミュニケーションに集中できる環境を整備することで、監査トランスフォーメーションのさらなる推進につながっています。

 

AIDCが担う主な機能

業務標準化

各監査現場で実施されている手続において、被監査会社ごとの個別対応が必要とされない基礎的な入力、チェック業務や機械的な作業を標準化し、AIDCに集約することで効率化を図る

人財ミックスの実現

柔軟な人事制度により多様な人財を採用することでセンターの規模を確保するとともに、AIDC専従の公認会計士チームを常駐させ、監査業務の品質を担保する体制を構築する

業務のDX化

公認会計士が担ってきた業務を単にAIDCで行うのではなく、紙ベースでの業務をデジタル化するとともに、標準化した業務をさらにRobotic Process Automation (RPA)などでDX化し、人工知能(AI)の活用も推進しつつ、AIDC発のイノベーションで監査現場をサポートする

時間の創出

公認会計士が関与する年間業務時間の一定割合を代替することで、監査チームの業務量の削減を図り、かつ時間を創出することにより能力開発に取り組む環境を整備する

 

多様な働き方によるDiversity,Equity & Inclusion(DEI)の推進

業務に携わる職員がライフスタイルに合わせた働き方を選択できるよう、AIDCのみに適用される柔軟な人事制度を採用し、ライフイベントによる働き方の変化を積極的にサポートしています。また、継続的な勤務を奨励する手当・施策や育児支援など多様な就業をサポートする各種施策を導入することで、AIDCで働く職員の働きやすさの向上を図り、誰もが安心・安全な環境で自分らしく働き、成長し、最大限のパフォーマンスを発揮できる職場環境の構築を目指しています。

(柔軟な人事制度の例) 夏季に最長1ヶ月強の長期休暇が取得できるビッグホリディ制度

 

トーマツは、複雑化する社会の変化に向き合いながら一つずつ丁寧に取り組むこと、そして、既存の監査の概念や手法にとらわれず、未来を見据えた新しい取り組みを早期に現場へ導入していく「監査イノベーション」を推進することで、被監査会社およびステークホルダーの皆様へ安心と信頼を提供していきます。誠実性、社会やクライアントからの信頼、そして、決して毀損してはならない品質という、変えてはならないものを守り続けるために、私たちは変わり続けます。

AIDCサポート事務職 職員の声 

お役に立ちましたか?