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「女性コンサルタントのキャリアと働き方」

デロイト トーマツ コンサルティング(以下DTC)は、幅広くアドバイザリーサービスを展開するデロイト トーマツ グループの中で、経営コンサルティング機能を担っています。そのソリューションは多岐に渡り、網羅的に課題解決する総合力が求められ、昨今は特に、ビジネスにおけるテクノロジー変革の存在が大きくなっています。

その領域を担う、テクノロジーユニットで活躍する5名の女性コンサルタントに、様々なバックグラウンド、ライフステージの中で、どのようにキャリアを構築し、成果を出しながらも自身に合った働き方をしているのか、「女性のキャリア×テクノロジー」の切り口で、語ってもらいました。

自己紹介

―まずは、皆さんの自己紹介をお願いします。

松森(Senior Manager、以下SM):私は新卒でコンサルティングファームに入社し、製造業、なかでも製薬業のクライアントを中心にERPシステムの導入をend-to-endで支援してきました。その後SIerを経て、2012年にDTCに入社しました。DTC入社後は前職までの経験を活かし、テクノロジーとライフサイエンスの軸でクライアントにサービスを提供しています。前職まではERPシステム導入に主軸を置いており、基幹業務システムの枠内での経験が主でしたが、DTCでは研究開発や新薬の申請、市販後の安全性情報管理などIT全般に領域を広げ、中長期的な将来像の策定から実行まで様々な局面を支援しています。

久保田(Manager、以下M):私も新卒でコンサルティングファームに入社し、2014年DTC入社後、現在は製薬業界を軸に幅広い支援をしています。直近は大きなプロジェクトの中で複数のチームをマネジメントしています。昨今の組織変化を実感しており、育成など何か役に立てればいいなという気持ちです。

北川(Senior Consultant、以下SC):私は2014年に新卒でDTCに入社しました。入社直後は、様々な経験ができるPoolユニットに所属し、自動車業界の新規組織立ち上げや社会課題の解決、国連と企業の連携支援や女性活躍促進の調査なども経験し、2017年からテクノロジープロジェクトに入りました。入社時はテクノロジーのバックグラウンドが全くありませんでしたが、現在ではシステム開発のプロジェクトマネジメント業務を主に担当しています。

川嶋(Senior Manager、以下SM):私は新卒でIT系コンサルティングファームに入社し、その後別のコンサルティングファームを経て、2008年DTC入社後はグローバルの軸で幅広い領域を経験し、現在はITの組織戦略などを担当しています。振り返れば、グローバルプロジェクトは女性比率が高く、プロジェクトの性質によるメンバー構成の違いを感じています。プライベートは4歳の息子がいて、育児中です。

向山(Manager、以下M):私は新卒でシステムエンジニアとして外資系ITベンダーに入社しました。前職ではシステムを活用したビジネスプロセスの改善などを長く経験してきましたが、2015年DTC入社後はテクノロジーの軸は持ちつつ、電力・公共・ハイテク業界など、インダストリーをまたがる様々なプロジェクトを担当しました。プライベートでは2人の息子がいます。後輩が育休を取得するなどする中で女性のキャリアの在り方について色々と考えているところです。
 

テクノロジーの専門性を磨いて実力勝負。男女、文系理系問わず活躍できるフィールド

―女性コンサルタントとして活躍する上で、テクノロジー領域の優位性や面白みは何ですか?

向山(M)
:もともとテクノロジー領域は男女差が少ないと思います。例えば、全社的に男性比率が高いクライアント企業様でも、IT部門は女性比率が非常に高かったりします。専門性を持ち、成果に対してコミットしていくことができるという点で、働き方も自由が効く部分があると感じます。

久保田(M):特定領域に明るい方に頼る部分が大きいので、想像力も大事ではあるものの、知識の蓄積が役に立つ領域ですね。年齢、国籍、性別といった差が出にくいと思います。

―知識の蓄積が役に立つ領域とのことですが、大学時から理系で関連領域を学ばれていた方が多いですか?

北川(SC):私、文系です。

久保田(M):全員、文系ですね(一同笑)。

―テクノロジーキャリアを歩み始めたきっかけは何ですか?

川嶋(SM):就職活動時はITを志向していたわけではなかったのですが、コンサルティングをやりたいという気持ちは強く、クライアントニーズの高いITプロジェクトに入ったことがきっかけです。今はプロジェクトをリードする立場ですが、新しいものを勉強して取り入れ、知識として蓄積・拡充できるかどうかに尽きるので、経験がないとキャリアとしてスタートできないものでは全くないです。

北川(SC):経験がなくてもプロジェクトで価値創出できる理由は、専門知識だけではなく、問題特定などのコンサルスキルをクライアントが求めていることが大きいと思います。テクノロジーの知識が他の人より足りなかったとしても、コンサルタントとしての本質的な価値を出し続ければ知識は後から身につくので、しっかりと活躍することが出来ます。

―新卒入社の北川さん、新卒入社者はPoolユニットで経験後、特定のユニットに配属されますが、ユニット配属で仕事や職場環境への印象は変わりましたか?

北川(SC):2つあります。1つは専門知識がなくてもコンサルスキルで価値創出できること、もう1つはテクノロジー部門の雰囲気です。テクノロジーはコミュニケーションの少ないドライなユニットだと思っていたんです(笑)。しかし、実際はみんなで1つのシステムを作り上げるためにメンバーで意見交換を行うため仲間意識も強く、イメージとのギャップがありました。
 

場所に縛られずに働くことのできる風土とそれを支えるサポートツール

―1日のスケジュールなど、実際の働き方について教えてください。

北川(SC)
: 1日の仕事のスケジュールとしては、朝9時にクライアント先に出社し、退社は大体19時から20時頃ですね。短期間の案件だとどうしても遅くなってしまう時もありますが、長期プロジェクトも多いので比較的自由にコントロールでき、働きやすい環境だと感じています。

松森(SM):長期プロジェクトの場合、ゆるめる時期・頑張る時期のバランスはとりやすいですね。テクノロジーは忙しいという「イメージの壁」がありますが、実際は働きやすいです。

川嶋(SM):私は、ワーキングプログラムを活用しています。「ワーキングプログラム ゼロ」という種類で、業務内容は通常と同様で勤務時間短縮はないですが、始業・終業時刻を自分で設定できる制度です。仕事が終わっていなければ夜や翌朝にやることもありますが、帰社時間は保育園のお迎えの時間に合わせてほぼ固定出来ています。

―チームとしてのサポート体制はどうですか?

川嶋(SM):みなさん理解してくださっていると思います。迷惑だなというような態度を示されたことは一度もないです。マネジャーとしてプロジェクトチームをリードする立場なので、個々人の力量を鑑みて仕事の振り方を工夫したり、割り切るところを決めたり思い切って任せたり、といったことを意識しながら時間内に収まるように努力しています。

久保田(M):サポートツールも非常に充実していますね。グローバルプロジェクトが多く、リモートでのやりとりが頻繁発生するため、場所に縛られずに仕事ができるような環境を整えています。

松森(SM):「ダイバーシティ」や「多様な働き方」が言葉として社内でも強く表に出てきたのはここ数年のことかと思いますが、もともとグローバルプロジェクトも多く、リモートで働くことへの抵抗感が少ない土壌はあったかと思います。

―文化や風土で前職との違いを感じる部分はありますか?

久保田(M)
:コンサルタントとして活躍しやすい環境の整備が確実に前へ前へと進んでいます。ただ、会社全体で見るとまだまだできることがたくさんあるようにも思います。保育所もできましたし、今後も発展の余地はあると感じています。最近は働き方改革にスポットライトが当たり、いよいよ本格的な取り組みがはじまった段階だと認識しています。
 

育成とプロジェクトの成功を両立させる鍵は2週間に1回の「チェックイン」

―川島さんがDTCに転職されたきっかけは何ですか?

川嶋(SM):当時の会社で続けていけるだろうか、と悩んでいた時期にお声がけを頂きました。それまでの会社では、グローバルプロジェクトを経験したいという希望が叶えられず悩んでいましたが、ちょうどDTCで大型グローバルプロジェクトが立ち上がるというタイミングで、縁を感じて決めました。当時入社したときはテクノロジーユニットはまだ数十人程度で、こぢんまりとした感じでしたね。

―ここ数年で組織が拡大する中で、プロジェクトのアサインや評価などに変化はありましたか?

川嶋(SM):評価制度が変わりましたね。以前は求められるレベルに達しているか否かをプロジェクト単位で細かくコンサルティングスキルの要項別に点数化して評価していました。そしてそれらを統合して年間評価を行っていました。今はもう少し大まかに、クライアントに価値を提供できているかという観点でみています。プロジェクト単位での評価を総合して年間評価とすることには変わりないのですが、プロジェクト単位での評価にはスナップショットというものを用いて、被評価者のパフォーマンスが最大の報酬に値するか、自分のプロジェクトにまたアサインしたいか、の2点でのみ評価します。また、コンピテンシーに関するフィードバックは日々の業務や、チェックインという進捗確認の面談の場を設けて継続的に行います。デロイト全体(グローバル共通)で評価制度がシフトしています。

―メンバーを評価する側としてどのようなことを意識していますか?

久保田(M):メンバーにはプロジェクトを通して成長してほしいので、評価時期とは別に「チェックイン」という、業務や課題に対する達成度合いや進捗を確認したり、業務上の悩みを相談する場を通して、個別面談を実施しています。例えば、思うように事が進まない場合は、課題を解消しようという試みは大切なので、他に方法はないかなど一緒に模索します。順調な場合も良い点を伸ばせるよう振り返りを行います。継続的なフォローを通して最終評価するというサイクルを大切にしています。

松森(SM):年間評価や昇格評価については簡素化しつつ、ランク別に求められるスキルは以前と同じ基準をキープしています。例えば、コミュニケーションスキルや成果物そのものの品質、プロジェクト管理のスキルなどです。マネジャー以上になると営業力や組織貢献面でのビヘイビアも加わります。今までは半期にまとめて評価していましたが、「チェックイン」によってスキルの達成度合いを日々のプロジェクトでの業務と照らしながら細かくレビューするようになりました。

―高く評価されるポイントは何ですか?

松森(SM):比較的ジェネラルに揃えることが求められる傾向にあると思います。但し、本人の強みを強化する点は大切にしていますし、飛び抜けた才能やスキルを持ち、それがクライアントへの価値として突出しているよう場合は、多少足りない面があっても許容するところはありますね。

川嶋(SM):昔は課題を改善することが重要視されていた気がしますが、変わってきていますよね。どちらかというと強みを伸ばしていく方向にシフトしようとしているように感じる部分もあります。

―評価を受ける立場としてはどうですか?

北川(SC):チェックインはスキルアップにすごく役立っています。漠然と「できていない」と言われて終わりではなく、「できるようになるにはどうしたらいいだろう」と解決策までアドバイスしてくれます。そして解決できるまでとことん向き合ってくれます。わたしは課題取り組み状況を2週間ごとに報告していて、クリアできていれば次の課題をいただき、できていなければ継続フォローしていただいています。スキル向上だけでなく、日常業務で悩んでいることも相談するとアドバイスをくれるので、とてもありがたいです。丁寧な育成が、DTCの大きな特徴だと感じています。

向山(M):私もコンサルタント未経験で入社し、まず、正解がないところに正解を作り出す難しさを痛感しました。システム開発は、ある程度正解があり、そこに向かってチームで向かっていくことが多いと思いますが、コンサルティングは正解がない中でゴールや進め方を自分で定め、そのように定めた理由を、誰もが納得できるように論理的に説明できることが求められる、という、プロセスの違いと任せられる範囲の広さに最初は戸惑いました。そうした中、チェックインを含め、丁寧なフォローをしてもらえる環境にはとても助けられました。

久保田(M):評価をする側としても、こまめなフォローがチームとしての成功に重要だと感じます。コンサルタント業務においては、チームを支えてくれるメンバーが商品そのものです。私1人では絶対に仕事を回しきれないので、メンバーが早く育ってくれれば私自身も助かります。自分の時間がどんなに割かれたとしても、長い目で見たら早い成長を促す方が自分もクライアントも助かると、キャリアを積むにつれて気づいていくのだと思います。

―チェックインのペースは上司と相談して人によって決めていくのですか?

松森(SM):そうですね。ルール上は、2週間に1度が最低ラインと設定しています。私のプロジェクトでは、隔週で個人別とチーム別に行っているケースが多いので、毎週ですね。

メンバー間でお互いに良かった動きの共有など、チームをプラスに持っていくためにシェアする場を毎週持っています。チーム単位で実施するか個人かなど、やり方はプロジェクト状況やマネジャーによって多少違いがあります。
 

仕事を通じた縁の数珠つなぎで拡大する担当領域

―向山さんは、前職の経験を活かし、テクノロジーコンサルタントとして活躍していますが、担当のインダストリーはありますか?

向山(M):今のところ特定のインダストリーは持たず、多様なクライアントを支援しています。テクノロジー軸があると様々なインダストリーを跨いで共通言語で会話ができるという強みがあると思います。テクノロジーを軸にしたいという強い思いがあって始めたわけではなく、偶然「こんな女性になりたい」と思う先輩に出会えたことがテクノロジーに携わるきっかけで、何をやるかもよくわからずでしたが、この軸を持てたことで多様なクライアントに貢献できる実感が持てるので結果的に良かったです。

―キャリア形成において軸を持つことの優位性を感じることはありますか?

久保田(M):私の場合は、まずテクノロジーの基礎を経た後、ビジネスインテリジェンス(BI)領域を担当し、現在は製薬業界を軸に幅広い仕事に携わるようになりました。当初はベーシスと言われるような根底のインフラに携わっていたのですが、何か1つの専門領域を持ちたいと考えていたところ縁があり、BIというデータ活用やテクノロジー創造を支援するプロジェクトに入りました。その後、いくつかのインダストリー経験を経て製薬業界に入りました。軸があると領域を広げてもきちんと活躍できるので、安心してチャレンジできますね。

―テクノロジーを極めながら業界の軸ができ、その後の担当領域が広がるとのことですが、それぞれのフェーズはどのくらいですか?

久保田(M):私の例は、各3年~4年程度だと思います。

松森(SM):私は目の前の仕事をただ一生懸命やってきましたが、そこでの評価が次の機会につながり、その結果冒頭申し上げたようなキャリアが自然とできてきました。自分で意識して流れを作ってきたわけではないので、あまり参考にならないかもしれません。ひとつひとつの案件に真摯に取り組んできて、上下問わず色々な人に助けられて徐々にロールが上がり、今ここにあるという感じです。これからはみなさんにお返ししていくステージだと思っています。
 

幅広い課題への対応、幅広いバリュー提供を実現するグローバルなグループ内連携

―働く環境としてDTCが魅力的な点を教えてください。

松森(SM)
:あまりロジカルな答えではなく恐縮ですが、自分にとってしっくり来る環境という感覚は持っています。きちんと絵は描くけれども、戦略だけを売って逃げるわけでもなくクライアントと一緒に汗を流してデリバリーまでやり遂げる点や、コンサルティング以外の監査、TAX、FAといったグループ内の各ファンクションと連携が取れる点も魅力だと思います。自分1人では到底なし得ないことを、グローバルに多くの人たちと協力しながら、クライアントに幅広いバリューを提供できる土壌があるのは、なかなか他のファームにはない良さではないでしょうか。今の私にとってこれ以上の環境はないと思います。仕事においてファンクション、ユニット、ファームといった境はあまり感じることはなく、「どんどん一緒に考えよう」「一緒にデリバリーしよう」というスタイルです。

向山(M)
:テクノロジーに関するコンサルティングはすごく仕事の幅が広いという印象があります。インダストリーの幅もありますし、戦略系もあれば、実行系のテストをサポートすることもあります。プロジェクトが変わると内容が全く変わります。このように、選択肢の幅があるのも魅力だと感じます。

―アサインに関する希望を上司に伝えたり、気軽に相談することはできますか?

向山(M):そうですね。その通りになるかどうかはケースバイケースですが、話をする機会はもちろんありますし、それを可能な限り汲むようにという意識はあります。ただ、これはあまり気が進まないと思っていたものでも、いざ取組んでみたら「こんなことが実は自分の成長につながっていたのか」という気付きに繋がったりもします。
 

各コンサルタントのキャリアビジョンと今後の目標

―今後のキャリアビジョンや人生設計について聞かせてください。

向山(M):私は特定のインダストリーを持たないことで実現している柔軟性の高さが良いと思っているのですが、将来的にはどこかのインダストリーに特化して横に広げていきたい気持ちもあります。テクノロジーの軸を動かさない分、横に広げていくことが必要かと思っています。あと、前職から一貫して、「女性としてこう働きたい」、「こういう風に働くことができるんだ」と思ってもらえる姿を見せられるようになりたいと思っています。

久保田(M):私は管理職に上がったので、メンバーやチームとしての成長・育成を追い求めていきたいと思っています。また、以前は働く上で女性であることを強く意識することに抵抗があったのですが、自分の立場・目線が変わったことで、それが必要なことだと、ようやく理解してきました。まずは自分のプロジェクトの中で女性の働き易い環境づくりを促進したいと思っています。あとは、自分の部門やDTCという枠で見た時でも、女性の活躍というテーマも扱える人間になれるよう、自身のキャリアを考えていきたいと思います。

松森(SM):私はシニアマネジャーをしていますが、これは本当に今まで一緒にやってきてくれたチームメンバーのおかげ以外の何物でもないと思っています。このポジションをうまく活用して、スタッフのみなさんやこれからシニアマネジャーを目指すマネジャーのみなさんに良い成長の機会を提供し、5年後10年後にも食べていけるように種を蒔くことを目指しています。

川嶋(SM):私は男女の区別のない職場にいたこともあり、久保田さんと一緒で女性だからと前面に出されることを昔は全然良いと思っていなかったのです。しかし、マネジャーという立場や、会社の中でダイバーシティが意識されるようになったことで変わりました。以前はロールモデルがいないことにばかり目がいっていたのですが、色々なモデルがあって良く、その1つに自分がなれればと思うようになりました。女性パートナーもいますし、私自身もまた違ったロールモデルになりたいと最近強く思います。また、昔は長時間働かれてきた方が多いと思うので、そういう働き方をしないと昇格できないと思われている方もいると思います。でも、コンサルタントの価値はバリューをどれだけ出すかなので、効率的にバリューを出すという観点で働く人が増えてもいいかなと思います。

松森(SM):以前はスタッフが長い時間をかけていても成長に繋がると思い待っていたのですが、常態化するとチームとして悪循環になります。またワーキングプログラムを使っている方の中には「時間をかけられないから自信がない」という方もいます。限られた時間の中でクオリティを上げることに真剣に取り組むことが必要ですね。プロジェクトを管理するパートナーだけでなく、全社全員が意識を持つことで、時間をかけられないことが引け目にならない環境を作り、品質を維持しながら効率化すること。この課題には是非力を入れて取り組んでいきたいです。

川嶋(SM):ワーキングプログラムを使っていると、5分の短い時間でも本当に惜しいんですよね。周りが理解して効率的な働き方ができていれば、制度は本来いらないものだと思うんです。ただ、どうしても制度化して明示しないと浸透しない。ワーキングプログラムをきっかけに働き方の「意識変革」がより進めばいいと思います。

―最後にこういった方に入社いただきたいなど、メッセージをお願いします。

川嶋(SM):フォロー面談という形で、悩んでいる内定者の相談に乗る際に、「この仕事はいい意味でも悪い意味でも男性・女性の区別がない仕事なので、その中でどう生きるか、どう生きたいかを考えて、ライフステージに応じて自分の働き方を自分で決めていけるようになってくださいね」といつもお話しています。DTCに入ってくる方は主体的な方が多いと思うので、そこは是非イメージを持っていただけると良いと思います。

松森 理恵(Senior Manager)

松森 理恵 | Rie Matsumori【シニアマネジャー】
大手コンサルティングファーム、SIerを経て、2012年より現職。Digital Enterpriseユニットに所属し、テクノロジーとライフサイエンスの軸で、IT戦略から実行まで幅広いテーマの案件をリード。

久保田 詩音(Manager)

久保田詩音 | Shion Kubota【マネジャー】
大手コンサルティングファームを経て、2014年より現職。Digital Enterpriseユニットに所属し、製薬業界を中心とした様々なデジタル変革をリード。

北川 史香(Senior Consultant)

北川史花 | Fumika Kitagawa【シニアコンサルタント】
2014年新卒でDTC入社。Poolユニットに所属し、自動車業界のコンサルティング業務を経て、社会課題解決アジェンダに取り組む。2017年よりテクノロジー関連プロジェクトを担当。

川嶋 三香子(Senior Manager)

川嶋 三香子 | Mikako Kawashima【シニアマネジャー】
ITコンサルティングファーム、PRを中心にコミュニケーション全域を扱うコンサルティングファームを経験した後、2008年より現職。Technology Strategyユニットにてグローバル案件やIT戦略・組織変革に関する案件をリード。

向山 奈美子(Manager)

向山 奈美子 | Namiko Mukouyama 【マネジャー】
外資系大手ITベンダーを経て2015年より現職。Technology Strategyユニットに所属し、テクノロジーを軸に、電力、公共、ハイテクなど多岐にわたる業界へのコンサルティングを経験。

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